僕の住んでる甲州市は干し柿が名産なのですが、今年は天候不順の為吊るしている柿が腐ってしまう事が多く、今年は結構な被害が出ているようです。
心配です。
「寒くないに越したことはない」事もあります。
コンクリート工事です。
コンクリートは、打設して硬化が本格的に始まる前に内部の水か凍ってしまうと、必要な強度が出なくなってしまいます。
またそこまでいかなくても、気温が低いと強度が出るのが遅くなります。
だから、その日の平均気温が4℃以下になるようだと、いろいろな対策をしなくてはなりません。
コンクリート工事は奥が深く、書き出せばキリがないのですが、とにかく最近コンクリート工事がありました。
ここ数日の中では結構冷えそうな日だったので、シートを掛けたりして養生したのですが、実は僕には本当はどうなのか良く解らないことがありました。
「コンクリートは硬化が始まると発熱するから凍結はしない?!」という事です。
よく昔、そのような事を言う人がいたのですが、「ダメダメ、(本に書いてあるんだから)きちんと対策してよ」と答えていました。
でも、実際はどうなのか実は良く解らないでいたのです。
そこで思いついたのが、以前登場したレーザー温度計です。
実際に計ってみる事にしました。
立上りの部分を、打設してすぐと、一番寒い朝方に計ってみました。
打設してすぐでまだシートで覆っていない状態でも、周りより6℃位温度が高く、もう硬化が始まっていることが分かります。
朝方まだ暗い中、ゴソゴソとシートの中にもぐって計ってみましたが、打設した部分はシートの中の他の部分より3℃位温度が高い感じでした。
あちこち計ってみた結論は、「幅15㎝の立ち上がり部分は、外気温が-3℃位以下になると凍るかもしれない?」という感じでした。
風が吹いているとか、コンクリートのボリュームとか、いろいろな条件で変わってくるのでしょうが、とにかく今まで「ダメダメ、本に書いてあるんだからきちんと対策してよ」だったのが、「凍る可能性があるんだから対策してよ」と自信を持って言えます。
まあそんな人は今時もう居ませんし、プロの業者さんは、何も言わなくても寒中でもきれいでしっかりとしたコンクリートを打ってくれるのですが....