2013年3月6日水曜日

130306 設計者の責務

この話を今年最初の話題にしようと思いながら、ついつい3月になってしまいました。

遅ればせながら、本年もよろしくお願い致します。



最近僕の住んでいる甲州市の隣、山梨市の駅前で、昔からある総合病院の建て替え工事が完成しました。




某病院。ここに載せる事によってもしかしたら0.1%位は宣伝になるかもしれないので名前を出しますが、加納岩総合病院です。

今風の素晴らしい建物で、確かゼネコンの設計施工だったと思います。



以前は、道路から5m位のところに5層ほどの長方形が建っていたのを、新しい建物は上の写真の通りで道路からだいぶ後退しています。

そのおかげで、以前と比べて巨大な壁がなくなりその場一帯が開けたので、一帯の風景が一変したのです。

もし僕が道をはさんで反対側に住んでいたのなら、余計に3年位は長生きできるのではないかと思うくらい、風景などと言う生易しいのもではなく、その場の空気が変わったのです。

もう何度もその前を通っていますが、いまだにそう感じています。



風景を意識して建物を設計するのは設計者の責任ですが、人にストレスを与えない建物を設計するのは設計者の責務だと思います。

街からも含めて、さまざまな視点から建物を考えていかなければならないと、前を通るたびに思っています。







250413 実際のスケール

 先日、東京に行ったついでに、新国立美術館で開催中のリビング・モダニティー 住まいの実験室展を覗いてきました。 世界の名建築(住宅)のリビングデザインがテーマで、模型あり写真あり動画ありと、なかなか見応えのある展覧会でした。 写真とか模型は、展覧会にはよくあるのですが、今回の展示...