2021年10月28日木曜日

211028 10年越しで

 甲府の風呂桶屋さんに、サワラで作った昔ながらの風呂桶が置いてあります。


10年以上前のと同じものなのだろうか? フタもカワイイです


10年以上前、店の前を通りかかった時に偶然見つけました。

そのさらに10年くらい前に一度、このタイプの浴槽を使った設計をしたことがあるのですが、(10年くらい前の)当時設計していた住宅で提案してみたものの撃沈し、それ以来店の前を通る度に「まだあるな、いつか使ってやるからな!」と思ってきました。

しかし、昨今幅を利かせているユニットバスを前に、クライアントに切り出すこともできず、時は過ぎ......


でも、最近ついに切り出しても良さそうな物件(クライアント)との出会いがあったのです。

まだお話ししていないのですが、居ても立っても居られずに、久々で店を覗いてきました。


木のお風呂はやはり良いですね。

でも「手入れが大変」とか言われますが、どうなんでしょう

追い焚きも付けられるのですが、コンパクトなのでいっその事給湯だけにして、天気のいい時には横にして干しておけばいい様な気がします。

お店の方曰く「手入れすればずっと持ちますよ」との事、でも手入れってどの程度のことなんだろう?

「そんな人から聞いた話や、想像だけではクライアントを説得できないな。いっその事自分で買って庭で使ってみるか!?」

よくよく考えると、自分が一番欲しいのかもしれません。

10年、いや20年以上越しの想いです。




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2021年10月27日水曜日

211027 絞り丸太 

現場で、和室の床周りの作業が始まっています。

家全体は和風ではないのですが、床の間があるとやはり和室が引き立つので、床の間を設けました。

床柱は、シンプルに杉の絞り丸太です。




床柱の世界は非常に奥が深いのですが、最終的には「自分が好きならいい」のだと思っています。


昔の日本人の生活は、木と共にありました。

共にあったので、木をよく見て色々想像できたのでしょう。

そうでなければ、床柱なんて発想は生まれないと思います。

「自分の力ではどうにもならない自然と、共に生きる」、床柱1つからも昔の人のそんな思想を感じることができると思いませんか?

それに比べて、昨今の「持続可能」とか「エコ」だとかが薄っぺらく感じます。


とにかく建築関係者としてできる事をする。

木が見える家をできるだけ建てたいと思います。




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2021年10月24日日曜日

211024 静かな時間2


 先日の山での時間に気を良くして、今度は別の山道を走ってみました。

いつも新道のトンネルを通るのですが、旧道です。

寒い霧の日で、これまた良い風景に出会うことができました。





でも、新道のトンネルなら5分のところが、旧道だと30分以上かかります。

節約した時間の陰に、こんな豊かな時間が隠れています。

どちらがどうという訳ではありませんが、次からは、またトンネルを通ります。




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2021年10月22日金曜日

211022 静かな時間

ドアハンドルに使うヒノキの枝を探しに、久々で山に行ってきました。

個人的には、最近何かと慌ただしい日々が続いているのですが、山では変わらず静かな時間が流れています。




木々に囲まれて、のんびりコーヒーでも飲みながら半日くらい過ごせるような、そんな余裕を持ちながら仕事をしたいといつも思いつつ、なかなか抜け出すことができません。

良さそうな枝を見つけてすぐに引き上げました。


次はサンドイッチとコーヒーでも持ち込んで、ゆっくり読書でもできるように、頑張りたいと思います。

見つけた枝は、いい感じのドアハンドルになりそうです。





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2021年10月19日火曜日

211019 石貼り

「貼る」と「張る」の使い分けは、「張る」は薄くて柔らかいものだという認識なのですが、厚くて柔らかいものはどっちなのでしょうか?

石は明らかに「貼る」です。


現場でサンプルの確認をしました。



同じロットとは思えない色の差です



最近の石はほとんどが外国産です。ヨーロッパも多少はありますが、その他は全て中国産です。

今回も中国産なのですが、少し茶がかったグレーというオーダーに対して、色の差が大きいという事で、石屋さんが1ケースサンプルを取ってくれたのです。

実際に目地を変えたり、極端なのを除いてみたりして色々検討しましたが、少なくとも、これでは幅があり過ぎるという事が分かりました。

もう少し色の差を少なくするようなオーダーが出来なものかと思うのですが、それは無理なのだそうです。

国産ならそういった融通が効くと思うのですが.....

まあ、床板とかでも良いものの中に少しは悪いものが入ってる事はよくある事で、ある意味仕方ないのかもしれません。


著しく茶色のものを抜けば良いような気もするのですが、でも今度来るのがどんな色合いなのかも保証できません。

余計に取ってもらって選別するか、別の石を検討するか?

悩みどころです。





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2021年10月17日日曜日

211017 通気層

主に木造建築の外壁と屋根に設けられ、文字通り空気を通す役割を持たせた部分で、最近はもう常識となってきています。

一般的には、断熱性能向上の為だと思われているようですが、それは季節ごとの条件よって変わるので100パーセントそうとも言えません。

もう1つ、と言うより実のところメインの目的は、躯体内の湿気を外に逃がす為のものです。

これらの事は、季節やシーンごとに通気層がどんな役割を果たすのか、そして空気がどこから入って、どこにに抜けるのかをイメージしてみれば分かります。



うちの事務所では、壁下から入ってそのまま屋根上部に抜ける仕様にしているのですが、切妻の屋根の場合、一般的な通気棟金物は使用しません。

これはあくまでの僕個人の意見なのですが、水返しが何重になっているとしても、例えばバケツでそこに水を長時間かけても、絶対に中に水が入らないようなイメージはできないので、通気棟金物は信用していないのです。

繰り返しますが、自分でバケツで水をかけて実験してみたわけではないので、あくまでも個人の考えです。

でも、屋根上に隙間のない、ウチで採用している軒下に排気口を取る方法に比べれば、屋根上に隙間がある分、通気棟金物にする方がリスクは高いのは確実です。

ですから、ウチでは通気棟は使わず、軒下から排気する方法を採用しています。



軒裏が化粧でない場合は、有孔ボードを使います。

昔の家はよく部分的にこうなっていましたが、部分的に有孔ボードを使用するとカッコ悪いので、全面有孔にしています。

こうすると、全面ドットのような感じで全く気になりません。

昔からやっている、部分的に有孔ボードにしてきた職人さんだと、「変じゃないですか?」なんて言われますし、全面有孔ボードだと書いてあるのに、間違いだと思ってわざわざ昔のような部分的有孔ボードにしてくれる人もいます。

既成概念ってのは怖いものです。自分にも当てはまるのですけれどね。



今工事中の住宅は、軒裏は化粧なので野地板に排気スリットを設けました。




軒も深いし ここから水が入る事は考えられません



屋根はステンレスです。

金属板屋根の場合、日光の熱によって暖められた空気が、上昇気流によって結構な流量で通気層内を流れます。

先日の晴れた日に排気スリットに手を当てたら、結構な空気の流れを感じました。

軒裏換気と、先ほどの棟換気金物と比べると、空気抵抗が大きいので効率は軒裏換気の方が落ちるのですが、これだけの流れがあれば先ほど書いた通気層の目的は十分果たせるます。

やはり、こうやって実体験したものでないと信用できないし、「その経験の積み重ねだな」
と改めて感じたのでした。




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2021年10月16日土曜日

211016 秋祭り

 10月15日は毎年、地域の秋まつりです。

通常ですと、お神輿を担いだりするのですが、昨年と今年もコロナの影響により中止になってしまいました。

来年こそは開催できるように、ただただ祈るばかりです。







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2021年10月14日木曜日

211014 付け足し


 先日まで30℃近く気温があったのですが、季節はもう10月も半ばです。

朝夕はめっきり寒くなってきました。

でも、あとひと月もすれば、楽しい焚き火の季節がやってきます。


今シーズンは、それにも増してちょっと楽しみな事があります。

夏の間に、事務所の暖房設備を追加しました。

今までは、薪ボイラーで温めた熱で給湯とコンクリート土間部分の床暖房をしていたのですが、その熱を利用するラジエーターを設置したのです。



配管は露出です



建築当初、事務所は土間部分の床暖房だけで建物全体を暖める計画でした。

しかし、土間にはいつもハナ子(甲斐犬♀5才)が居ます。暖かくしすぎると毛が抜けてしまい可哀想なので、土間の床暖房はフルパワーにできないのです。

そのせいで、板張りの部分は結構寒く、灯油ストーブを焚くというチグハグな事をしていたのですが、板張りの部分にも放熱装置が付いたのです。

薪ボイラーからの配管ルートは無理せず露出にしましたが、その配管自体も少しですが放熱装置になり、動線に影響なくキレイに納まりました。

熱源である薪は幾らでもあるので、放熱装置さえ付いてしまえば、あとはドンドン薪を燃やすだけです。


試運転したのですが、まだ暖かいのでチョット実感は湧きませんでした。

また、床暖房と同じく制御はないし、これだけで部屋を暖める事ができるほどのパワーもないので、色々考え調整しながら使わなければなりません。

まあそれも楽しいもの。それに今までよりも確実に暖かくはなるでしょう。


これに気を良くし、来季は第2弾として洗面所まで配管を伸ばし、タオルウォーマー型のラジエーターを付けようと考えています。

ただし、本格的に炊き始める前に、煙突掃除をしなければ。




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2021年10月12日火曜日

211012 007

 10月1日から、007の最新作が公開になっています。

アマゾンプライム(ちなみに、アマゾンプライムはもうやめました)のおかげなのですが、ダニエルクレイブのシリーズは全部観ているので、彼の最後だという今回の新作が観たくてしょうがありません。

このところのヤマを乗り切ったら、絶対観に行こうと思っています。

ネットで流れているコマーシャルの動画もつい観てしまって、「いっそこんな事なら、2時間くらい観に行ってしまっても」なんて思ったりします、が、がまんがまん。


映画の世界は、つくり物の世界もありますが、我々と違う世界を感じる楽しみもあります。

007なら、例えばMI6職員の家の感じ。

大体ボンドは、夜勝手に忍び込んでビックリされるのですが、上司でも部下でも、どの家もインテリアの感じがとても良いのです。

家具はもちろん、スタンドなどの低くて優しい照明を多用したインテリアは、建築のプロとしてでなく、一庶民として「夜はあんな雰囲気の場所でリラックスしたい」、シーンを見るたびにそう思います。

高給取りのMI6職員の家のインテリアだからで、実際のイギリス庶民はそんな感じではないのかもしれませんが、日本もイギリスも、元はロウソクだったのに、それが片や天井の照明になってしまったのは何故なのでしょうか?

最近は、日本の住宅でも間接照明がだいぶ簡単にできるようになってきましたが、そう言うのとはちょっと違う落ち着いたイイ雰囲気なんですよね〜


007シリーズを観るにつれて、照明計画は家づくりにとって非常に大切な要素だと思う気持ちが強くなってゆきます。

新しい作品でも、良いものが見れるはず。

ボンドもどうなるのか? 頑張って早く観に行こうと思います。



事務所の照明 深みが足りないんだよな〜



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2021年10月10日日曜日

211010 満腹

以前書いた「江ノ浦測候所」に行ってきました。

芸術家であり、古美術収集家でもある杉本博司さんがプロデュースした総合芸術館?で、江の浦の海を眼下に眺める高台に建っています。

興味ある方は、ググって訪ねてみて頂きたいのですが、建築や杉本さんの作品と共に、各地から集められて(集まって)きた古美術や芸術作品が、敷地内のいたるところに点在しています。

そして、測候所と名のるだけあって、季節ごとの軸を意識したレイアウトになっています。

敷地の高低差もさることながら、あまりにも多いその見所のおかげで、想像していたのよりもちょっとお腹いっぱいな感じでした。



海はいいなあ




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2021年10月8日金曜日

211008 快適な家

現場で床暖房の工事が進んでいます。


根太間に配管してあり 放熱用のアルミシートで覆われています


熱源は灯油です。床下にポリプロピレン配管をし、その中に不凍液を通す方式です。


床暖房の方式は、熱源、捉え方によって選択します。

うちの事務所では、今回のような方式で、建物全体を暖める考え方を採用する事が最近は多いです。

今まで電気式とか色々やってきましたが、

断熱性能を高する +    不凍液による家全体床暖房  がベストだというのが今までの経験からの結論です。

あとは、放熱と蓄熱を考え、元々のエネルギー効率をいかに活かすかという事も考えなければなりません。

施工時に少しのコストをケチって、結果的に大きな損をするなんて事がないように、事前に建て主に説明し、理解して頂いた上でその分の費用を出していただくことになります。


あとは、高性能の家であればあるほど、家の使い方には気を配らなければならないと思います。

以前AIスピーカの事を書きましたが、人間はそこに居るだけで、あとはAIが自動で快適さを保ってくれるなんて時代が来るのでしょうかね?


寒い時、足元が暖かいのは本当に良いものです。

冬に完成するこの家は、快適な家になるでしょう。


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2021年10月2日土曜日

211002 建築に関するご相談なら何でもどうぞ


 このように皆さんにアピールしているのですが、最近よく建築に関するご相談の連絡を頂きます。

「エコポイントを取る断熱リフォームの計算とか申請をして貰えないか?」

「今ハウスメーカで設計を進めているのだけど、窓の位置とか断熱とかで悩んでいるので、相談に乗ってくれないか?」

こんな細かい?ものまで頂きます。

先日は山口の方からご連絡いただきました。


最近はHPやYouTubeになんでも載っています。

多分一般の方で、建築に関して深く考える方は、ネットでいろいろ調べているのでしょうけれど、お話してみると根本的な原則が抜け落ちているような危なっかしい感じの方もいます。

コレは僕自身にも言える事。

手軽に調べられるけれど、正しいかどうかまでは補修しないのがネットの世界なのです。


僕自身も、ネットで検索して分からないことは、直接電話して聞いたりします。

そうすると皆さん丁寧に教えてくれるので、そのお返しだと思って、できる限りの事はしています。

人に頼られているうちが花ですからね。

ただ、メールでのやり取りは時間を取られるのでちょっと大変かな?



杉板の外壁 本文と関係ありません



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2021年10月1日金曜日

210928 道具

現場で正確な角度を出す「トランシット」という機器があります。

ちなみに、高さを出す機器は「レベル」と言います。

レベルに比べてトランシットはセットするのが難しく、レベルは据えられてもトランシットは自信がないという人も結構います。


先日、外構の図面を描くために現場をトランシットで測りに行きました。

手伝いで外構屋さんのN社長に同行してもらい、トランシットは僕が人に借りて持って行きました。

僕も昔はバッチリ据える事が出来たのですが、もう20年以上トランシットには触っていません。

据付をN社長にお願いしようと思っていたのですが、どうやらN社長も僕とおなじレベルのようです。

仕方ないので、僕が昔を思い出しながら据えようとしたのですが、水平を合わせると、地面上のポイントからズレてしまいます。

文章だとよくわからないと思うのですが、これがトランシット据付の難しいところです。

ちなみに、レベルは水平だけ合わせればよいので、据付けるのは簡単なのです。


何度かチャレンジしてやっとうまく据えられました。

まず敷地内の見通しの良い一点から、目標のポイントの角度を調べ、別の所に据え直して別のもう一点から角度を調べます。

トランシットを据えた2点の正確な距離を測れば、2線の角度は測ったので図面化できます。

苦労しながら(と言っても据えるのに手間をくっただけですが)もミッション完了。


でも昔の人は、直角もレベルも、こんな精密機械を使わずにきちんと出していたのだから、我々よりも数学的センスを実用するセンスがあったのだろうと思います。

そして、精密機械であるトランシットも一番大切な水平は、気泡で水平を確認するアナログな水平器に頼ってるのが面白いところです。


「今回の内容を理解していただくのは、僕のつたない文章力では難しいかな?」と思っていますが.....

トランシットは、事務所の庭で何回か据える練習をしてから返したので、次はバッチリでしょう。



事務所庭にて 真下のクローバーの花にピッタリ合ってます




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240419 新事業

前回からだいぶ間が空いてしまいました。 正月早々地震があって、今度は中東の雲行きが怪しくなって、そしてまだGW前だというのに、夏のような暑い日が出現しています。 先日、七尾まで足を延ばしてみましたが、大倒壊という感じの建物は少ないものの、まだ道路が結構うねっていたりして、地震の凄...