2023年6月30日金曜日

230630 2025

2025年には何があるかと言えば 、住宅の省エネ基準への適合義務化です。

先日、講習会に行ってきました。


ここ数年で、住宅関係の基準が大きく変わるのですが、省エネに関しては、遅くとも2030までには、BEI=0.8が適合義務化になるようです。

BEIとは、一次エネルギー消費性能の事で、BEIが小さい方が性能が高いという事になります。

細かいことはググって頂きたいのですが、BEI=0.8がどんな意味なのか説明すると、最近よく聞くZEH基準と同等の基準です。

ただし、今のZEHは太陽光発電分を加えた基準なのですが、そこを加えないでクリアしなけれならない、つまり今より太陽光発電分だけ建物の性能を上げなければならない事になります。

これが義務化になると聞いて、「国もやっと本気で省エネに取り組む気になった」感がしています。

でも、自動車などと違い、建築は建て替え周期が長いので、高規格の建築が世の中の半分になる頃には、もちろんもう僕は生きてはいないだろうし、プラズマエネルギーなんかが発明されて、エネルギー的にも環境的にも、もうそんな事を気にする必要が無い時代になっているのではないか、個人的にはそう思っています。


まあ国の政策が変わり、ビジネスチャンスが増える事には違いありません。

ただ、最近は民間の方が進んでいて、ハウスメーカーなんかももちろん、うちの事務所でも、今工事しているZEH住宅のBEIは、太陽光発電を入れてですが0.5位ですよ!


先日の講習会の資料より



でも、たぶん2030年には、AIでサーチした周辺環境と気象のデータが、マップで位置を決めると自動で組み込まれ、そこに建物モデルを入れ込むと、よりリアルなシュミレーションというか、ほぼ実際と同じ結果が出るような、そんな世の中になるのではないでしょうかね?

そうなってくると、今まだ感覚でしかない「昔の民家の知恵」的なモノの効果も数値化されてくるのではないかと思います。

ただ、その頃には、もう設計する人間も必要ないか!


建築も含めて、我々にはどんな未来がやってくるのでしょう?

機械に仕事任せて、人間はのんびり釣りでもしているのか?はたまた機械に支配されているのか?

大きく変わりつつある時代の真っ只中にいる事を感じながら、設計の仕事という視点から、今後どうなってゆくのか見極めたい。

講習を受けながら、そんな事を考えていました。






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2023年6月20日火曜日

230620 地鎮祭

 先日は地鎮祭でした。

埼玉から山梨に完全移住されたHさんの、住宅の建て替え工事です。

広大な古いお屋敷を購入し、もともと建っていた住宅で生活されていたのですが、満を辞して建て替える事になり、お話を頂いたのです。


敷地内に広い畑もあり、Hさんは、もうそこで耕作をされているそうで、昨年の夏、打合せの際には野菜や果物を頂きました。

ウチは実家でも野菜を作っていて、そのお裾分けが来るのですが、実家で作っていない、例えば生姜なんかも頂いたものです。


山梨に住んでいいながら、野菜など作った事がなく、先日生まれて初めて大根を引き抜いた僕からすると、Hさんは筋金入りのファーマーです。

その他、山菜やキノコを採りに行ったりと、ホント田舎暮らしを満喫されています。

コロナ以降、都会から移住される方が多いと言われていますが、ウチでも今進んでいる仕事も3件、クライアントは都会の方です。

どの方も筋金入りの方ばかりなので、「そういう事務所のカラーなんだな!」とちょっとおかしいのですが......


ところで、Hさん宅には、その広い敷地にふさわしい大木が立っています。

Hさんも、この木があったのでこの場所に決めたと言われているクスノキ。この通り結構な大きさです。


上の畑から


一般的に地鎮祭は神式で、神主さんに来て頂くことが多いのですが、今回の地鎮祭は関係者だけで行いました。

御神体?は、もちろんこの大木です。

建物の場所と木の根元を酒と塩で清め、最後に木に向かい2礼2拍をおこないました。

地鎮祭に立ち会うと、いつも清々しい気持ちになるのですが、この珍しい地鎮祭も、それにふさわしく、これから始まる工事に向けて身が引き締まるものとなりました。


近頃は集中豪雨なんかも多く、屋根が掛かるまで気が抜けませんが、この大きな木が優しく見守ってくれるでしょう。

この場所にふさわしい建物を設計したつもりです。完成が楽しみです。






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2023年6月14日水曜日

230614 ダウジング

先日、現在計画中の某アトリエ敷地の地盤調査をしました。

ここでも何度か書きましたが、SS式、スウェーデン式サウンディング試験。簡単に言うと、地面に重りをのせた鉄の矢を回転させながら突き刺し、それで地盤の支持力を測るのもです。

最近は呼び方が変わり、スクリューウエイト貫入試験と言うのだそうで、この呼び方の方が何をするのかイメージしやすいですね。だから呼び名がわかってきたのかな?



実際の調査に当たっては、地面に鉄の矢を刺すのだから、大きな石があったりしたらそれ以上進めなかったりします。

また、地中の既設水道管なんかを突き刺してしまう可能性もある事はあります。

今回の計画は、既存建物の隣に建築するので、調査する場所に水道管が入っているかもしれない旨を話したら、調査する方が、L字に曲げた針金を持ち出して何にやら変な事をし始めました。







赤い部分に配管が通っており、見えにくいのですが、彼が持った針金がそれと並行に開いています。

これで配管の位置が判るのだそうで、「ダウジング」と言うのだそうです。

これは、僕もやってみない訳にはいきません。

針金を借りて、そーっと動いてみます。最初はよく分からなかったのですが、何度かするうちに開く感じがわかるようになりました。


確か子供の頃、ドラえもんで読んだ事があるような気がするのですが、まさか本当だとは思っていませんでした。

今まで、様々な経験を通じていろいろな事を知っていたつもりだったのですが、まだまだ、だということですね。

ただこの「ダウジング」、こういう訳だから反応する、ってのがハッキリしていないみたいなのです。

不思議です。

太めの針金があれば誰でもできますので、気になる方は試してみてください。





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240419 新事業

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