2022年11月30日水曜日

221130 こどもエコすまい支援事業補助金


前々から囁かれていた住宅の省エネ基準が、いよいよ2025年から義務化されます。

とは言っても、世間の新築住宅ではもう、次世代省エネ基準をクリアするのは当たりまえになりつつあり、当然ウチの事務所でも、そのような断熱仕様にしています。

断熱計算をするのは、慣れれば別に大変なことではないので、以前書きましたが計算してCa値を提示しています。



今設計中の物件は、次世代断熱性能はもちろん確保する事を前提として話を進めていたのですが、長期優良住宅とZEH仕様にすることによって、フラット35の金利優遇や「こども未来支援事業」で補助金が(100万円)もらえそうなので、長期優良住宅とZEH仕様にすることにしました。

それが春頃の話です。

しかし、土地の関係で確認申請以外の手続きに時間がかかり、現段階でも確認申請がまだ出せていないのです。

確認申請と一緒に出すものなので、長期優良住宅申請もフラット35申請もZEH申請も、同様に出せていません。

「こども未来支援事業」には期日があり、気にはしていたのですが、いったん延長され一安心。しかし駆け込み需要でしょうか、秋頃から「残りあと80パーセント」とカウントダウンが始まり、先週の日曜日には残り90パーセント、そしてついに、今日確認したら100パーセント、受付終了になってしまいました。


27日に確認したら90%だったんですよ 恐ろしい



土地の関係で遅れたのはウチの責任ではないのですが、そうは言っても100万円補助金が貰えるると貰えないでは、大変な違いがあります。

10万円だって違いますよね。まいったな〜。



でもこのご時世、このような補助金は来年度もあるはずだと思いながらネットで調べていたら、ありました。それが「こどもエコすまい支援事業」です。

今までの「こども未来」にエコが加わったのているので、エコ的な制約が加えられたのだろうと思いながら概要(詳細は12月中旬に発表されるそう)を眺めてみると、ZEHがもう必須になるようなのです。

今回の計画では、「こども未来住宅」でZEH仕様にしてマックスの100万円をゲットするつもりだったので、「こどもエコすまい」の基準も満たします。

そして貰える補助金は、結局同じの100万円。

まあ、一瞬100万円貰えないかと思った事を考えると、雨降って地固まったという事でしょう。

土地の問題も進みそうな気配ですし、ちょうどスケジュール的にもバッチリハマりそうな感じです。

とにかくホッとしました。




でも、電気自動車と比較してみると、「クリーンエネルギー自動車導入補助金」予算が700億円なのに対して、「こどもエコすまい支援事業」の新築住宅には1400億円が予算化されています。

市場規模から考えると、輸出もあるので自動車産業の方が市場規模は遥かに多いのですが、これだけの予算が住宅業界にとっては大きな推進力になることは間違いありません。

円安などの原因による材料高騰や、これから起こるであろう金利上昇を考えると、ただ喜んでもいられませんが、この推進パワーをうまく利用できるようにしたいと思います。



今回の事業でも、新築住宅だけでなく、エコ関連のリフォームに関しても補助金が下りるようです。

太陽熱利用も積み上げカウント対象になっています。でも額が少ない。

太陽熱利用はかなりの省エネ効果があるのに、よく分かってないな〜、という印象です。




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2022年11月2日水曜日

221101 SDGs

ショーハウスが終わりました。

山梨からも訪ねてくれた方もいまして、ありがたい事です。

月曜日に1日がかりで撤収して、やっと終わった感じです。



ウチの展示「NA子は今夜も重なる」


結局、骨董通りに何日も通ったのに、他のデザイナート展示や、周りのおしゃれなショップなど一切観て廻る事ができず。

唯一通ったのは、近くのコンビニだけというありさまです。

悔しい。

悔しいので、近いうちに気になっている展覧会巡り、南青山巡りをしたいと思います。


ところで、ショーハウス展示は、どれも興味深かったのですが、デザインテーマとは別にSDGsを感じさせるものが幾つかありました。

印象に残ったのは、絨毯です。

海洋プラスチックゴミを再生した素材で作られたものが展示されていました。

会場で、取り扱い会社の社長さんから話を聞いたのですが、化繊の絨毯は、もう再生素材がかなり出回っているそうです。

展示されていた実際の手触りも全く素晴らしいもので、色も50色以上は出せるそうなのです。

確か以前現場で使った絨毯も、製造過程で汚染水を出さないように考えられている、と聞きました。


このようなSGDsに配慮する傾向は、外国製品ではかなり見られるように感じます。

EV自動車もそうですが、近頃は外国からの流れに日本も乗らざるを得ないケースが多々見受けられます。

建築・インテリア材料にも、このような外国主導の波が押し寄せ、日本製品もそれに倣わざるを得ない時代が来る予感がしています。



この絨毯が再生絨毯です 主催者である三宅リカさんの展示





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240419 新事業

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