2018年10月24日水曜日

181005 網戸

先日の新築住宅検査の時の話です。

掃き出しの引き戸を開けて外へ出ようとしたら、もう網戸が入っていて、危うく突っ込みそうになってしまいました。

完成したての家の網戸に設計者が突っ込んだのではシャレになりませんので、ホント良かったと思います。



最近の網戸は、目立たないように黒い色の網が使われていて、あるのか無いのかよく分かりません。

開発?したメーカーの方には敬意を表したいのですが、目立たないだけに上記のような問題がよく起こります。

うちの事務所もそうで、お恥ずかしい事に、僕は2回ほど突っ込んでいます。

今まで来客にも3度ほど突っ込まれました。

網戸は自分で張り替えられるので、年末には目立つ色に張り替えようと思っています。



ところで、網戸の張り替えは、ホームセンターで売っている道具を使えば簡単にできるのですよ。

家に気になる網戸がある方は、簡単ですので、チャレンジしてみることをお勧めします。

2018年10月23日火曜日

181004 無題

昨日の続きで、頭に浮かんだ事を書きます。



最近流行りのクラウドファンディング。

一年ほど前に、僕もある件にお金を支援しました。

支援とは書きましたが、よくあるリターンを期待してのものです。



しかし、その計画が頓挫してしまったのです。

ゴルフに行けるくらいの金額で大したことは無いのですが、僕はガッカリしてしまいました。

実は、ガッカリと言うか一瞬「上手いこと書きやがって、金返せ!」などと思ってしまいました。

プロジェクト失敗でリターンがない事もあるのですが、主催者のその事に対する対応が気に入らなかった事もあります。



最近流行りのふるさと納税もそうですが、色々と考えさせられる一件でして。






181003 金融商品

先日、住宅の完成検査がありました。

以前書いたトップライトのあるお宅です。



フラット35の借り入れを行なっているため、一緒にその検査もしました。

建築基準法の完了検査は、文字通り建築基準法に適合しているか検査するので、例えば玄関ポーチが無くても検査は通ります。

「家の中にはドロを持ち込んではいけない!」などという基準は無いからです。



しかしフラットの検査は違います。

図面に描かれている商品に対してお金を貸す「金融商品」なので、とにかく描かれているものが全て出来ていなければ検査は通らないのです。

昨日の検査は無事通った(当然です)のですが、検査官との話の中でそのようなことを言われました。



お金の貸し借りに対しては、そこで儲ける人がいるのは古来からある話です。

しかし改めて「金融商品」などと言われると、もっと複雑でお金の儲かるうまい仕組みの中に、住宅建築も巻き込まれているのだなと、ハッとしてしまいました。

そのうまみを当事者が享受できるよう、道筋を付けるのが国の本来の役割だと思うのですが...

もう、そんな場所は無いのでしょうか?

181002 ドッグラン

近くに無料のドッグランがあり、たまにそこにハナ子を連れて行きます。

金川の森という確か県の公園で、その中にあります。



ハナ子は、事務所の周りでそのまま離しても帰ってきます。

ただ甲斐犬なので見た目が怖く、人に嫌な思いをさせても困るので、なかなかフリーにする機会が有りません。

ドッグランに行くと、他のワンコと遊べるのも良いですよね。



そんな訳で先日久々で連れて行ったのですが、公園内のクヌギなどの大木が、結構台風で倒されていました。

樹齢は80年位はあったろうと思うので、先日の台風は80年に一度の台風だったという事でしょうか?







2018年10月19日金曜日

181001 悩み

最近悩んでることがあります。

それは、ウチの可愛い娘の事。何度か登場しているハナ子です。



うちの事務所は国造沿いなので、道路面に対しては閉じたデザインになっています。

窓も小さく低くし、外からの視線を内部で気にしないようにしました。

おかげで人間は良いのですが、逆に犬にとってはちょうど外がよく見える高さなのです。

土間の中でフリーにしているハナ子は、外を通る車や人が気になるらしく、落ち着かないのです。


ちょうどの高さなのです


最初は躾でなどと思ってみたのですが、どうもそれは違う気がします。

場所を移動させるか、どうしようか?

可哀想なので早急に対応しないといけないのですが、悩むところです。









180929 ベトナム

まだ引っ張りますベトナムでの事。



先日書いたハノイ旧市街に伝統的な町家を復元した建物があり、一般公開しています。

そこを訪ねるのが今回の旅の目的の一つでした。

研修ですからね。



訪ねた感想は、「素晴らしい!」の一言。









こんな感じです。

中庭があって、そこを中心に外と内がゆるく繋がっていて、そこでの生活を考えるだけでワクワクするような家です。

装飾もマッチしていますし、それでいて奇をてらった訳ではなく、気候や風に対して理にかなっています。

そして、街中がそうであったように緑に溢れています。

素晴らしい!

僕の好きなタイプの建築に巡り会い、久々に建築で興奮してしまいました。

そして、「今でも雰囲気の良い旧市街がこのような建築ばかりだった昔は、本当に素晴らしかったに違いない!」とワクワクしてしまいました。



今回の旅で、ベトナムに対するイメージが全く変わりました。

街に緑が多い事と、このような建築がある事だけでベトナムを尊敬してしまいます。

ハノイに行ったら是非、旧市街と共に訪ねてみてください。








180928 検索力

事務所のコピー機が新しくなりました。

しかし設定がうまく出来ません。

具体的には、トレイ2を認識しないのです。

今もう18時なのですが午前中からずっとからかっています。



最近は、ググれば大体の事は解決できるのですが.....

ブラザープリンター設定 マック トレイ2

これで検索したらやっと糸口が見つかりました。

やれやれです。

2018年10月18日木曜日

180927 FB

最近、フェイスブックのデーターが流失したニュースを耳にしました。

個人情報保護法が及ばないのは分かっていますし、FBにそこまで重要な情報も載せていないので良いのですが、最近外国からの勧誘メールが多くなっている気がします。

インターネットは便利ですが、リスクを承知で利用するのが良いと、改めて思う今日この頃です。


180926 石垣

今計画している敷地の北側は、高さ2.5m位の石垣になっています。

高さ関係は、隣の敷地の方が低くなっています。

擁壁が石垣だと安全が確保できないので、境界に目一杯寄せて建物を立てることは出来ません。

杭を打てば可能なのですが、まあ一般的には石垣の場合は境界から石垣の高さ分離れたラインからが、建物を建てる有効な部分となります。

杭を打つか、それとも鉄筋コンクリートの擁壁に作り変えるか、そのままで建物を離すか?

石垣は、味があるので残したいのですが、財産と安全には変えられないし、悩ましいところです。


散歩中。まだまだあちらこちらに石垣があります。

180925 共生

ベトナムの続きです。

ベトナムで感じた事、その次は「街中に木が多い」です。

大きな街路樹が至る所にありました。


ホテルの窓からの風景


先日書いたオールドシティーに至っては、最初足を踏み入れた時「樹木で覆い尽くされてしまうのでは無いか!」と思うほど街路樹が生い茂っていました。

日本なら、落ち葉とか鳥のフンとかで、気がつくとあちこちの街路樹が無くなりつつありますが、ベトナムの人はそんな事を考えないのでしょうか?

と言うより、「木を神聖に感じていて、伐るなんて選択肢は最初から無い」様な感じを受けました。

他にも電線があちこちにぶら下がっていたりして、まあ大らかなのでしょうけれどね。



ベトナムは、日本のように落ち葉なんて無いのですかね?

とにかく、僕がベトナムで一番気に入ったところでした。

2018年10月17日水曜日

180924 ベトナム3

ベトナムで感じた事をボチボチ書いてます。

その3は、ヨーロッパとかもそうなのですが、街に旧市街がある事です。

ベトナムの旧市街はこんな感じ。







ベトナムの旧市街は、歴史的という感じはあまりしません。

しかし、他の場所にはない良い雰囲気です。

そこは、飾り物という感じは全くなく、ご覧の通り、普通に人々が生活していました。



景観保全みたいなものは有るのかなと思いましたが、まあ無い感じでしょうかね。

180922 お祭り

先日は事務所の周りの地区でお祭りでした。

僕も、若手?という事でお神輿事を担ぎました。

お神輿の行く先々で花火が上がるのですが、ハナ子は花火が大嫌い。

ハウスの中で、オヤツも食べられないくらいビビっていたそうです。



オヤツも目に入らないくらいビビってます

僕が居れば、何処かに連れ出して上げるのですが....

可哀想ですが、花火だけは慣れそうにありません。

2018年10月16日火曜日

180921 筋交い

先日の、風に対する建築物の事の補足です。

建築物は、「これくらいの風速に耐えられるように」という事が建築基準法に定められており、山梨県の大部分が風速30メートルとなっています。

木造の住宅では、簡易的な構造計算の仕様が決まっており、それに基づいて筋交いを設けます。

ウチの事務所では、おおよそ基準の1.5倍位の強度にしています。

基準は基準として、自身で考え、納得のいく建築を設計しなければと思いっています。


筋交い計算シート





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180920 民家調査

先日、民家調査に行ってきました。

この夏も何件か天井裏に潜りましたが、もうだいぶ涼しくなってきたので大違いです。



色々調査する項目がある中で、下げ振りで柱のよろび(傾き)を調べるというものがあります。



この状態は右方向に3/1000傾いています


柱の傾きは無いに越したことはありません。

しかし、長年の様々な原因により傾く事のほうが多く、古民家などは程度の差はあれほぼ傾いています。

様々な原因という事ですが、風もあります。

今年は台風の被害が多発しましたが、地震の他に建物に影響を与える外的要員として、風の事をもう少し意識する必要があると感じました。





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2018年10月15日月曜日

180919 おいしい水

僕も次男のワタルも、飲み水にはうるさい事を以前書きました。

某酒造メーカーの敷地では、仕込み用のおいしい水を組みことが出来ると言うので、ワタルにも飲ませようと、先日訪ねてきました。

僕が水にこだわるのは、水がとにかく基本だからです。

ご飯だって、コーヒーだって、何でもおいしい水で作ったほうが美味しいに決まっています。

水が美味しい場所に住んでいるという事は、シンプルでありながら実はとても価値のある事だと思います。






もちろん、美味しい水で作ったお酒も買ってきました。

180918 バイオマス発電所

昨日の続きです。

燃料の木が心配になったのは、以前訪れた別の場所での話があるからです。

そのバイオマス発電所では、地元の木だけでは燃料が足りないため、燃料となる木の半分以上を東南アジアから輸入しているそうなのです。

そうなると、原発と同じで、果たしてどちらのコストが少なく済むのでしょうか?

そして、環境問題に対しても本当のところはどうなのでしょうか?

原発の二の舞にならないように、我々消費者?きちんと知る必要があると思います。




180917 都留

ツルと読みます。

事務所のある甲州市から東京方面に戻った富士吉田方向の街です。



先日、建築のお話を頂き、久々で訪ねてきました。

都留に向かい、昔から代わり映えしない風景の中車を走らせていたら、突如山の中腹に巨大な建築物が現れました。

周りに丸太がたくさん積んであるので、バイオマス発電施設でしょう。

どれだけの発電能力があるのかしれませんが、とにかく巨大です。

事務所で薪ボイラーを使っている経験から、石油に比べてバイオマス燃料は熱量が少ないということを書きましたが、巨大な発電所がフル稼働したら周辺の山の木などあっと言う間に伐り尽くしてしまいそうな感じがしました。

燃料の木はどうするのか?非常に気になるところです。




2018年10月9日火曜日

180915 ベトナム2

夏にベトナムに行った事を書きましたが、その続きです。

ベトナムで気になった事をいくつか書きます。







ベトナムの首都はハノイです。

もう一つ大きな都市で、ホーチミンがあります。

今回はハノイ周辺だけを訪ねました。



まずハノイに着き、街に入ると、上のようなバイクの洪水に驚かされました。

乗っているのは若い人だけ、という感じではなく、結構な年配の人もいます。

車も走っているのですが、圧倒的にバイクが多く、生活の足はバイクといった感じです。

このバイク、通勤時間帯だけなのかとも思ったのですが、上の写真は午後2時くらい。街は1日中バイクだらけなのです。

それも殆どが2人乗りです。

「2人乗り合わせてどこに行くのか?」と詳しい人に聞いてみたかったのですが、とにかく凄い数のバイクでした。









2018年10月5日金曜日

180914 松丸太

先日調査したお宅では、梁に松丸太が使ってありました。

松丸太というのは、丸太をそのまま梁として使っているものなのですが、最近は殆ど見かけなくなりました。


昔よく使われていたのには理由があり、最近使われなくなったのにも理由があります。




丸太を製材するのが大変だったので、木材に手を加えるのは、継手や仕口のような必要最小限の部分だけだったのが、昔はよく使われていた(と言うか、それしか選択肢が無かった)理由。


ですが、今は機械で製材が簡単にできるので、製材よりも手間のかかる建て方や運搬に手間をかけないように、というのが最近使われなくなった理由です。


もちろん、木の特性を知った上でそれを生かす使い方は、丸太のまま使う方です。




先日の自然石と同じように、自然の物をうまく生かして使うことは、手間がかかるけれど、うまく出来れば非常に大きな満足感を与えてくれます。


それは、「野にあるように」と言われる生け花のような感覚で、これこそ日本人の感性の真髄なのではないでしょうか。

たとえうまく出来なくても、そのような事に取り組む事をやめてしまってはいけないと思います。




こちらは以前再生した民家です



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180913 石畳

以前書いた石積みの石が良い感じだったので、事務所の入り口に敷こうと思い、同じ石を仕入れました。

自然石の工事は、自分も付きっきりでないと結局思い通りにならないので、業者に頼まず自分で施工してみることにしたのです。




この面積の3倍くらいまだ残っています


しかし、いざ初めてみるとなかなか進みません。


あれやこれやと色々考えながら、それも結構重い石を並べるのはかなりの重労働です。


先日の休日に頑張ったのですが、結局これだけしか出来ませんでした。




でも良い感じになりそうです。


コツは掴んだので、少しづつ進め、寒くなるまでには完成させたいと思います。






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180912 お祭り

地元甲州市の、毎年恒例のお祭りの告知です。

僕らは模擬上棟式の餅まきを行います。


ぜひお越しください。









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180911 来客2

先日の来客話を書いていたら、またまた久々の来客がありました。

実は今朝、ちょっと事務所がゴタゴタして来たので集中して片付けたのです。


やはり掃除は大切ですね。





お土産で頂いたチョコ




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2018年10月4日木曜日

180910 来客

最近は便利な世の中です。

スマホがあれば、しばらく会っていない友人の動向も知る事ができます。



先日、学生時代の友人のIくんが、いきなり事務所を訪ねて来ました。

奥様とドライブ中に、「そういえば石原の事務所はこの辺りだったよな!」という事で、ネットで検索して訪ねて来てくれたのです。

もう10年ぶり位なのでしたが、すぐに判かるどころか学生時代がまるで昨日の様な感じのような、いきなり現れた彼はとにかく全く昔と変わっていませんでした。

うまく言えませんが、「このまま授業に行くんじゃないか」と思うような錯覚に陥ってしまいました。



組織的な設計事務所に務め、責任ある立場にある彼は、設計実務ばかりしていられない事を嘆き、「お前はいいよな〜」なんて言うのですが、こっちはこっちで、「アブダビに出張なんて羨ましいな〜」などと思います、まあ隣の芝生は青く見えるという事で。



意外と思い出話は少なく、昔のようなたわいもない話をした後、互いの健康と、またの再会を約束し彼は帰って行きました。








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180908 CB2

昨日の続きです。

CBでもCB造の建築物もあります。


要はCBで造られたものなのですが、これはCB塀とは全く違います。


鉄筋コンクリートの梁で頭が繋がれているので、感覚的考えても普通は大きな地震でも倒壊はしない感じがします。




補強CB造の建物 頭がしっかり繋がれています


ところで、CB塀と今まで書いてきましたが、厳密に言えば、鉄筋で補強された補強CB造の塀の事です。


建築物も補強CB造のことです。




CB塀は、いくら鉄筋で壁が補強されていても、CB造の建築物のように頭がしっかり固まっていないのです。


繰り返しますが、2mの高さなど大きな地震に耐えられるとは思えません。


せいぜい高さ80cm位に留めるべきです。






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240419 新事業

前回からだいぶ間が空いてしまいました。 正月早々地震があって、今度は中東の雲行きが怪しくなって、そしてまだGW前だというのに、夏のような暑い日が出現しています。 先日、七尾まで足を延ばしてみましたが、大倒壊という感じの建物は少ないものの、まだ道路が結構うねっていたりして、地震の凄...