先日、住宅の完成検査がありました。
以前書いたトップライトのあるお宅です。
フラット35の借り入れを行なっているため、一緒にその検査もしました。
建築基準法の完了検査は、文字通り建築基準法に適合しているか検査するので、例えば玄関ポーチが無くても検査は通ります。
「家の中にはドロを持ち込んではいけない!」などという基準は無いからです。
しかしフラットの検査は違います。
図面に描かれている商品に対してお金を貸す「金融商品」なので、とにかく描かれているものが全て出来ていなければ検査は通らないのです。
昨日の検査は無事通った(当然です)のですが、検査官との話の中でそのようなことを言われました。
お金の貸し借りに対しては、そこで儲ける人がいるのは古来からある話です。
しかし改めて「金融商品」などと言われると、もっと複雑でお金の儲かるうまい仕組みの中に、住宅建築も巻き込まれているのだなと、ハッとしてしまいました。
そのうまみを当事者が享受できるよう、道筋を付けるのが国の本来の役割だと思うのですが...
もう、そんな場所は無いのでしょうか?
2018年10月23日火曜日
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