もう前のことなのですが、万博に行ってきました。
万博には、興味も有るような無いような感じだったのですが、「建築人として、まあ行った方がいいでしょ!」程度の軽いノリで行ってきました。
まあ、もちろん行って良かったと思っています。
良かったのは、やはりリングです。
デカい!
もはや建築物とは言えないような巨大構造物です。
スケール的には大菩薩峠からピークの大菩薩領を眺めるような感じ。もうほとんど地形です。多分これに匹敵するのは万里の長城(行ったことないのですが)位なんじゃないかと思えるような巨大なものでした。
でもアレを木造にして、期間が終了したら解体するって、かなり荒っぽい思考です。
訪れた人は皆「期間後も解体せず残そうよ!」と考えると思うのですが、あの屋根もない巨大木構造物を残す為にはかなりの手間が必要で、今さら残すなんて無理だと思います。
「部分的に残そうよ!」という意見があるようですが、リングだからこそ価値が有るような気がします。
期間後はどうなるんでしょうかね?
物には「朽ちる美学」ってものがあるような気がします。この木造リングには、その美学が感じられず、スケール感以外は物足りない気がしました。
パビリオン建築も、もちろん同様です。
人気のあるビッグネーム?国のパビリオンには興味もなく入りもできませんでしたが、比較的空いていた、行ったこともないような国の幾つかのパビリオンに入ることができ、その国の文化に触れることができたのは良かったと思います。
マレーシア館の屋台展示なんか良かったですね。
現地でこんな屋台から食べたら美味いんだろうな |
マレーシアに行ってみたくなりました。
「これって万博の目的への正しい反応だよな」。そう思いながらフライトなんか眺めています。
フードコートで食べた。トルコの「キョフテ」も美味しかったな〜。
本場で食べてみたいな〜。