前回からだいぶ間が空いてしまいました。
正月早々地震があって、今度は中東の雲行きが怪しくなって、そしてまだGW前だというのに、夏のような暑い日が出現しています。
先日、七尾まで足を延ばしてみましたが、大倒壊という感じの建物は少ないものの、まだ道路が結構うねっていたりして、地震の凄まじいエネルギーを感じました。
そこから先に行こうと思っていたのですが、ただでさえ時間のかかる輪島や珠洲まで行き、そこでボランティアをするというのは、まだまだ仕事をしなければならず時間に制約がある身としては、登録とか先方の都合とかで結構ハードルが高い、という事を思い知らされました。
ネットとかで見てみると、輪島や珠洲は、まだ全然手がついていない様子です。
復興に関しては様々な意見があり、実際乗り越えなければならない問題は多いのでしょうが、綺麗な海があるあの地域が、まずはとにかく片付くようにただただ願うばかりです。
ところで、話は変わります。
以前どこかで書いたような気がするのですが、うちの事務所は、太陽光発電と、薪ボイラー、太陽熱温水器を導入したエコ建築です。
太陽光発電はともかく、薪ボイラーと太陽熱温水器は実際に使ってみて、その良さを実感してきました。
それらに、生ゴミをなるべく燃えるゴミに出さないように、コンポストなどの利用を推奨する事を加え、山梨での正しい住まい方を勧める事業を、設計事務所とは別に立ち上げる事にしました。
そんなプランを立て申請したら、補助金も受けられる事になりました。
今まで、家を設計するにあたり様々な事を考えてきたのですが、現代の日本では、田舎でも都会でも同じような住まい方をしています。田舎どころか、国境を越え、南フランスに建っていてもいいような感じの家もあります。
それは、スーパーには一年中キュウリが並び、旬も何も関係なく古今東西の様々な食材で溢れている事と似ていると思うのです。
しかし、実はそれは危うい関係の上に成り立っていて、実際その歯車が少し狂うと、牛乳が無くなったり、レタスが消えたり、実際今も、円高と何かの影響なのでしょうが、オレンジジュースが以上に値上がりしています。
危うい世界の中にあって、山梨の住宅はどのようなものでなければならないか?
その答えの第一歩が、薪ボイラーと太陽熱温水器、そして生ゴミを出さない、なのです。
今まで、僕が設計させて頂いた方には、その様な話をし、幾つか採用して頂いてきたのですが、それはほんの少しでしかありませんでした。
家の建築が必要がない、今までであれば僕との接点が無かった方に対しても、これらを広めるべく、事業化する事にしたのです。
詳しくは追ってご報告します。
富山湾の朝日 |