僕は、「山に関心を持ってもらう」という事には大賛成なのですが、祝日にするのには反対です。
僕が個人事業主で、休みはカレンダーに関係ない生活をしている事もありますが、日本人はそろそろ、国から与えられるのではなく、自分の休みくらい自分で考えるようにならないといけない。というのが僕の持論です。
今盛んに、集団的自衛権云々んという議論が国会でなされていますが、いつ休むかくらい自分で考えられない国民が、防衛とか、国の大切なことを考える事なんてできないと思います。
だからというわけではありませんが、わたくしは先日、日光に行ってきました。今までブログで書いた旅先は、すべて仕事のついででしたが、今回は全くのプライベートです。
とは言っても、僕の建築的興味に基づいて、今まで訪ねたことがなかった日光東照宮に行ってきました。
有名な「見ざる」ではなくて、猿が人生の荒波を乗り越えているところ |
こちらは有名な「眠り猫」 |
想像で、「日光東照宮はハデハデな装飾が」なんて思っていて、確かにハデハデだったのですが、「しっとりした日本的なハデハデ」とでも言いましょうか。場所と建物と装飾とが見事にマッチした素晴らしい場所でした。
「三猿」のように、装飾にはそれぞれ物語があり、その共通する願いは、「平和な世の中が末永く続くように」。徳川家康を祀る為に造られたこの東照宮は、家康の思いが伝わってくるような、とにかく素晴らしい建築でした。
平成31年まで陽明門の改修工事はかかるらしいのですが、「その際もう一度訪ねられますように」と、奥の院で家康公にお祈りしてしまいました。
久しぶりの方も、初めての方も、是非訪ねてみてください。