那覇から名護まではバスで約2時間です。午後出て翌日の午前中には那覇に戻ってこなければならなりません。外観は翌日朝早起きして訪ねるとしても、なんとか5時までに着かなければ内部をみることはできません。
幸い、バスを降りたすぐのところが庁舎だったので、感動のご対面。そしてギリギリのところで就業時間に間に合いました。
翌朝、海沿いをランしがてら再度ご対面。
建築をみるのは、やはり朝に限ります。特に名護市庁舎は「開かれた庁舎」なので3階のテラスまでどんどん入ることができ、人気のない建物をゆっくり見て回ることができました。
南の海側から。有名な56のシーサー。 |
同じく海側。スロープで3階まで上がれます。 |
シーサーの後ろ姿。 |
陸(街)側を3階のテラスからみる。 |
内側の中庭?部分。 |
街側のアサギテラス。海側と街側で表情が全く異なります。 |
屋根の詳細 |
手すりの詳細 |
写真をモノクロにしてみましたが、色が気になる方はググってみて下さい。
今まで幾度となく図面をみたり写真を見たりして想像していたので、驚きとか発見というより、あこがれのスターにやっと会うことができたような印象でした。
四本柱とか、風の道とか、テラスとか一見無駄なようなものが、職員の方の努力もあるのでしょうが、現在の使い方や設備もおおらかに受け入れている感じです。
沖縄という独特の風土から生まれ、時間をかけて育ってきた、生き方のお手本のような、奇跡のような建築でした。
コルビュジェの建物が世界遺産なら、名護も世界遺産だと思います。