民家調査は、調査→作図→推測→確認→調査......
のように段階的に進めると効率よく進みます。
今回は、前回調査した図面をもとに一歩進めて梁組などを確認します。
小屋組みを確認するために、意を決して屋根へもぐりこんできました。
ホコリは仕方のない事。その日はあまり暑くなかったので、快適?に調査ができました。
糸巻きみたいなものが置いてありました |
民家の骨組みを見るといつも思うのですが、今の新築の木造の骨組みとは全然違います。
なんでこれがこうなってしまったのか?不思議でなりません。
昔の方が骨組みが自由です。
だから屋根裏に潜らない段階で骨組みを推測し、屋根裏にもぐって実際にそれを確認すると、「おーそうきたか!」と言う感じになり、なかなか面白いものなのです。
かといってシッカリしていないかと言えばそうでもなく、1階部分に壁がない柱間も、屋根裏部分に木舞と土壁が設けてあったり、梁が組まれていたりして耐震的な事もきちんと考えられられています。
いい勉強させてもらっているのだから、きちんと設計に生かしてゆかねばなりませんね。
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