数日前に少し暖かい日が続いたので、一層寒さがこたえます。
でも、事務所に居るワンコの毛が最近だいぶ抜けるようになってきました。
だんだん、いろいろなところで春を感じるようになってゆくのでしょう。
もう少しの辛抱ですね。
さて今日は、ヒートポンプ(以下HP)のことを書きます。
最近は、冬場の暖房をエアコンで賄う家が多くなってきました。
エアコンの仕組みは、(冬の場合)屋外機のHPで外気の熱を集め、集めたその熱を室内に放出するというものです。
(冬の場合)どのようにして外の冷たい空気から熱を集められるのか?という疑問が湧くと思うのですが、ここでは書ききれないので、興味のある方はググってみてください。
仕組みはさておき、HP方式は、そうでない方式と比べて3倍効率が良いと言われています。
以前は、深夜電力はコストが1/3でしたので、例えば電気の床暖房で考えてみると、HP方式の機器を昼間で稼働させるのと、非HP方式の機器を深夜電力で稼働させる場合では、同じ効率を得る為のコストは同じでした。
しかし最近は、深夜電力のメリットが以前ほどは無くなってしまいました。
そのおかげで、一昔前に流行った?蓄熱式暖房機の話はほとんど聞きません。
その代わりにHP方式の電気床暖房を設置するケースが多くなりました。エアコンと合わせてHPのツインパワーです。
3倍効率の良いHP方式で「めでたし、めでたし」と言いたいところなのですが、実はこのHPには弱点があります。
HPは、(冬の場合)外気の熱を集めている為、外気温が低いほど効きが悪くなるのです。
「夏場エアコンの屋外機に日が当たらないようにしましょう!」という事を聞いたことがあると思いますが、これは逆の意味で同じ事です。
つまりHP方式の機器は、「暑ければ暑いほど、寒ければ寒いほど効率が悪くなる」のです。
僕がお勧めするバイオマス機器は、どこでも誰にでも、というものではありません。
原発事故からもう何年も過ぎ、世の中は忘れてしまったのか、それとも結びつかないのか?
いずれにせよ、電気にほとんどを依存する社会が、いろいろな意味で「めでたし、めでたし」とはいかない、という思いを込めて、HP方式の弱点を書いてみました。
全く関係ないのですが 通るお宅で見かけたゴミ置場 ナイスです! |