今も、「これから夫婦2人で暮らす平屋の小さな家」のプランをしています。
田舎の小さな建築設計事務所でも感じる位なのだから、いよいよ日本の高齢化が進んでいるのでしょう。
住宅を設計するときは、建て主の要望を叶えることはもちろんなのですが、そこにそれ以上の提案を盛り込みます。
その提案は、今までの経験や勉強したことが元になっているのですが、当然ですが僕は「老後の住まい」は経験したことがありません。
そのようなわけで、最近シニアライフ全般を勉強しています。
有意義な人生を送る3つの条件は、「お金」「健康」「人との繋がり」です。
簡単に言うと、この3つを老後も維持してゆくことのできる家を計画すればよいのです。
と簡単に言いますが、そんなに簡単ではありません。
でも自分の設計した家の住み手には、いつまでも有意義な人生を送ってもらいたいですよね。
勉強していて思うのは、3つの条件はそれぞれ興味深く、奥が深いということです。
それぞれに専門家がいるのだから当然です。
必要に迫られて始めた勉強ですが、非常に興味深く、始めて良かったと思っています。
設計にも大いに役立つことでしょう。