GWから始めた事務所キッチンのタイル貼り、最後に棚を付けてやっと完成しました。
塗装、左官、木工、そして焼杉と、今まで幾つかのビルドをセルフしてきたのですが、「設計者として、ここまでは経験しておきたい」最後がタイル貼りだったのです。
タイル他材料を用意し、手順を動画で確認し、気合を入れ望んだタイル貼りでしたが、
大変でした。
作ったレンジフードもシンプルで気に入っています |
でも、まあ綺麗にできたし、次にする機会があれば要領もよくできると思いますので、良い経験になったと思います。
このキッチンの特徴は、何と言ってもカウンターが木なことです。
杉の厚板で大工さんに作ってもらいました。
さすがにちょっと心配なので、杉の板は水に強い赤身を使っています。
さすがにちょっと心配なので、杉の板は水に強い赤身を使っています。
今まで何度かオーダーでキッチンを作ってきましたが、木のカウンターは一度しか作ったことはありません。
それはクラアイントの提案(設計者はクライアントによって育てられるものです)によるものだったのですが、そのカウンターがとても良かったのです。
設計でオーダーの話が出ると、その話をして木のカウンターを勧めます。でも、今までは具体例を見てもらうこともできずに全て却下されてきました。
これからは、実際に見てもらうことができます。
却下されてきた理由は、もちろん、「木は水に弱い」から。
しかし、いつも雨にさらされる車のボディーを木で作るならアウトですが、キッチンのカウンターの素材として、木(杉の赤身、ヒノキ等)は十分耐えうる素材です。
世の中メンテナンスフリーなんてものは存在しません。それなら「適切な手入れをしながら自分の好きな良いものを使う」という意味で、木のカウンターはアリだと思うのです。
「適切な手入れ」と言っても、濡れたら拭いておくだけです。
塗装はリボスのクリアを塗ってありますが、もともと優しい塗料なの気休め程度でしょうか。
しかし、いつも雨にさらされる車のボディーを木で作るならアウトですが、キッチンのカウンターの素材として、木(杉の赤身、ヒノキ等)は十分耐えうる素材です。
世の中メンテナンスフリーなんてものは存在しません。それなら「適切な手入れをしながら自分の好きな良いものを使う」という意味で、木のカウンターはアリだと思うのです。
「適切な手入れ」と言っても、濡れたら拭いておくだけです。
塗装はリボスのクリアを塗ってありますが、もともと優しい塗料なの気休め程度でしょうか。
「せめてウレタン系の、表面に皮膜を作る塗料を塗った方が良い」という人もいましたが、こういった塗料も完璧ではないので、長い間には汚くなってきます。
そして何より、木の目や肌触りを残さなければ、木でする意味がありません。
まあ、これからどのようになってゆくか。興味のある方は見に来てください。
最後に、自分でタイルを貼ってみようという方に注意を一言!
高温で焼かれている磁器タイルに穴を開ける為には、専用の道具が必要です。そして、とても大変です。
ですから、できれば避けた方が良いでしょう。
そんなことは知らず、特に今回はイタリアのタイルだったからか、硬くてすごく大変でした。
いずれにせよ、自分で作れば好きなようにできるし、愛着も湧く、もちろんコストも抑えられる。