「まじない」って、漢字だと「呪い」って書くみたいです。
ちょっと怖い感じですね。
でもウチの「呪い」は、可愛くて頼りになる奴です。
赤青は床暖房の配管です |
火の神様の力とを借りるのと同時に火の用心を願うのですが、火の用心の方が優先順位が高いのは言うまでもありません。
だから、よくあるお札なんかではなく、圧倒的な水量のクジラに縋(すが)っているのです。
家程度の火事なんて、クジラが潮吹きすれば一瞬で消えそうですからね。
こういった「まじない」は、古い建物によく見られます。
有名どころでは「シャチホコ」。
詳しくは忘れてしまいましたが、何かひねりの効いた火を鎮める和歌を屋根裏に書き記す、なんてのも昔どこかで見たことがありました。
シャチホコは、屋根の上に消火栓を付けるようなイメージなんでしょう。
想像上の生き物なので、そのパワーは未知数なのですが、クジラと同様に圧倒的な消火能力を持っていそうです。
恐ろしさを理解した上で火を利用し、その恩恵を受ける。
感謝と恐れが混在している為「呪い」はちょっと怖い感じになるのでしょう。
IHヒーターとかを使っていたのでは、この感覚に達する事はできません。
そして、いくら裸火を使わない生活をしていても、この世から火災は無くなりませんし、最近のカリフォルニアの火事、世界一の大国アメリカでも火事を抑える事はできないのです。
最近、キャンプや焚火ブームですが、みんな、そんな事を無意識の中にも感じ始めているんじゃないですかね。
早いもので正月が明けて、もう半月経ってしまいました。
この楽しい季節も、あと2ヶ月ちょっと。
クジラに任せっきりではなく、自身でも十分用心しながら春を待ちたいと思います。