2012年10月27日土曜日

121027 道具からみる

以前ここにも登場してもらったすごい奴、仲間の大工、雨宮さんのお宅を昨日訪ねてきました。

彼は手道具で木を削る事にこだわっているチョウナ扱いの名人なのですが、最近は石斧に凝っているそうなのです。

手前のホゾも石斧で削ったものです

見せてもらい、実際に木を削らせてもらってきました。


石斧と鉄斧

削り具合はともかく、僕が驚いたのはその形です、道具というより、まるで自然に存在する物のような気がするのです。

ここでもいつも書いていますが、自然の物は全て「これしかない」というような究極の形をしています。そして美しさという点でもそれは究極だと思います。

彼に「この石斧は、どちらかというとそっち側の物のような気がする」というような話をし、その後、建築や自然、そして、それに関わる人の生き方まで、いろいろな話をしました。



231219 気になること

たまに書いている「気になるシリーズ」です。 前からも書いていますが、僕は、建築の設計者として一番(と言うか人として)大切な事は、想像力だと思っています。 若い頃、師匠から「なぜこうなっているのか?、そして自分ならどうするか?常に考えろ!」と言われました。 そのおかげで、建築のみな...