私の主張も虚しく、どんどん増殖してきて、最近は駅から良く見える北側の山の斜面にも出てきました。
日本の山の風景の魅力は、軽井沢などのブランドだけにあるのではありません。
田舎の普通の木の生えている山肌のデコボコした感じが、ホントは素晴らしい魅力であり財産だと思います。
盆地である山梨などは特にそうなのですが、それをみすみすぶっ壊してしまっているのです。
観光客が駅に降り立って太陽光パネルの山肌を見たらどう思うでしょうか?
それ以前に、住んでいる人はどうでしょうか?
僕は山肌の太陽光パネルを見ると、嫌すぎて気分が悪くなってしまいます。
今からでも遅くありません、野立ての太陽光パネルは止めにして、建物の屋根のパネルを推進すべきです!
最近あまりにも嫌なものが目に入ることがあるので、ついつい長くなってしまいましたがここからが本題です。
先日、以前設計させていただいたお宅を訪ねました。
広がりのある玄関、そして中庭にはジューンベリーの木 |
その家には太陽熱温水器を取り付けたのですが、そのパフォーマンスが素晴らしいのだそうです。
太陽熱温水器で温めたお湯をミキシング(水で薄め)して灯油ボイラーに入れ、そこで温めきれないお湯を、ボイラーで温めるシステム?なのですが、引っ越してから約1年、引っ越し時に入れた200リットルの灯油がまだなくならないそうなのです。
暖房は薪ストーブなので給湯だけなのですが、それでも一度も入れていないなんてアンビリーバボです。
通常の住宅の年間の給湯にかかるコストと導入コストを考えると、4年でラクに元が取れる計算です。
通常太陽光発電は7年で元が取れるとか言います(最近もっと長くなってきたのですが)ので、それだけで比較すると太陽熱温水器は太陽光発電より2倍近く効率が良いということになります。
すごいですね〜
みなさん、太陽熱温水器を是非入れましょう。
カタソレのHP → http://katadesign.org