強烈な台風も多いし、やっぱり温暖化が進んでいるのでしょうか?
事務所のある山梨県甲州市でも、だんだん夜、気温が下がらなくなってきました。
朝方、熱帯夜である25℃を何とか下回るくらいです。
まだエアコン無しで過ごすことのできる時間はあるのですが、今後どうなるのでしょう?恐ろしいですね。
自然の風を取り入れるにしても、外気温が暑ければ意味無いし、そもそも風が吹かない事もあります。
「エアコンを付ければいいじゃないか!」と思いますが、何かで停電が起きた時の事を考えると、「エアコン無しではこうやって暑さを乗り切る方法」を自分なりに考えておいた方が良いと思う今日この頃です。
断熱性を高めるのはもちろん必要ですが、それは暑さに対してはエアコンがある場合の話です。
原始的な方法から考えると、まず日を避けるのが第一です。
砂漠で生き延びる方法は、昼間は穴を掘って日を避けじっとしていて、夜行動する事だそうです。
次は冷やす事。
風で冷やす事は、前述のようにそもそも風が涼しい場合の話です。そうなると後は水冷しかありません。
直接水シャワーを浴びるのが一番です。
でもシャワーを浴びながら寝るわけにもいきませんので、寝る部屋を冷やすには建物にシャワーを浴びさせれば良いのです。
インドに「レイクパレス」という昔の王宮の建物だったホテルがあります。
湖に浮かんだ島のようなホテルです。
レイクパレス! ’91! |
学生時代インドを一人旅していた時、僕は、そこを訪ねるため電車に乗っていました。
言葉もそこそこしか解らず、でもお金ならあるので、いつも適当に2等車に乗っていたのですが、その日、車掌さんが検札に来て「このチケットでは足りないので追加料金を払え!」ということになってしまいました。
その時、たまたま現金がなかったのです。
インドの人は結構良い加減で、そんな時は持っている物(ある時はビーチサンダルなんて事もありました)をあげその場を収めてもらうなんてことがあったのですが、他の客の手前車掌さんも引けないようです。
トラベラーズチェック(懐かしいですね〜)ならあると言ったのですが、キャッシュでないとダメみたい。
誰かお金かしてくれないかな〜と思いましたが、ここは2等車、ちょっと無理っぽいです。
考えているうちに、乗車する時見かけた日本人夫婦の事を思い出しました。
「そうだ!あの人に借りよう!」
車掌さんに1等車の個室を特定してもらい、そのドアを叩きました。
結局そのご夫婦は香港人でした。今夜はレイクパレスに泊まるのだそうです。
お願いすると、気前よく100ドル位貸してくれ、何とかお金を支払うことができたのです。
僕は、湖畔の安宿(を今から探す)なので、後で返しに来ると言ったら、夕食に誘ってもらいました。
こうやって、ピンチが反転、眺めるだけのつもりでいたレイクパレスでのディナーに変わったのです。
次回に続きます