以前書いたサウナの工事が始まりました。
「ジャパニーズサウナはヒノキでなければ、そして薄っぺらな板じゃなく、しっかりとした厚板でなければ!」と施主以上に僕がこだわってしまったせいで、そして運悪く、ウッドショックの煽りによるヒノキ価格の高騰のせいで、ここまで大変な思いをしてしまいました。
流通しているヒノキ材では恐ろしく高いものになってしまうので、山で木を伐って、製材所で挽いて材料を確保したのです。
以前「ヒノキは安い」とここで書きましたが、その当時から考えると世界が逆転してしまったようです。
しかし、僕も流石に今まで「山で木を伐って、挽いて」というコスト感覚には詳しくなたっかのですが、「これくらい費用がかかる」という事がイメージできるようになりました。
機械乾燥もせず自然乾燥なので、乾燥に関する感覚に対しても同様です。
やはり実際にやってみなければ分かりません。ここまで大変でしたが、結果的に「貴重な経験をさせて頂いている」という事になります。
加工され、組み立てを待つヒノキ材は、良い香りがプンプンしています。
いいサウナができるでしょう。