2023年8月25日金曜日

230825 彫りの深い顔になる

最近は、一般的な住宅にはアルミの建具を使う事がほとんどです。

昔からの木製建具に比べ、機密性、断熱性、水密性、遮音性に優れ、施工も簡単です。そう考えると無理もありません。

木製建具でも、断熱性などに配慮する事はできます。しかし製品として完成しているアルミサッシュに比べて、現場で作るものなので、やはり木製建具は分が悪いのです。

木製サッシュというものもあるのですが、これは性能は高いけれど、お値段も張ってしまう為、やはり多くのユーザーはアルミサッシュを選びます。



ただ、見栄えという点で言えば、アルミサッシュが一番という訳ではありません。

アルミサッシュは、壁との納まりの関係上、壁面がのっぺりしてしまうのです。

四角い箱のような建築では、スッキリは合うのかもしれませんが、うちで設計しているような屋根が大きく軒が深い建築だと、そののっぺりがすごく気にななります。



今工事中の住宅では、アルミサッシュのっぺり感を出来るだけ少なくする為、一番目立つ正面の窓だけ壁との段差を付けました。









ちょっと分かりにくいかもしれませんが、上が正面、下が裏面。裏面に比べて、正面は壁よりサッシュが少し内側に入るように納まっています。

下の横長の窓の内部は収納室です。断熱的に外環境なので、この窓には木製の板戸を付けます。

正面に板戸を付けたくて、ここに収納を持ってくるようプランを工夫しました。



少しでもイケメン(家は女性かな?)になる様な設計書の細やかな抵抗やいかに。

完成が楽しみです。








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