2023年8月1日火曜日

230801 四季があるゆえに

 暑いですね。暑い。

基本的に僕はデスクワークなので、エアコンの効いた部屋で仕事をしています。

でももちろん、現場に行ったりもするので外にも出ます。

いつも暑さの中で仕事をしているのと違い、たまに暑さの中に出る、というのも結構キツイものがあります。

先日、暑さの中でけっっこうな時間外に居たら、少し熱中症っぽくなってしまいました。

家に帰ってきても、なにか体に熱がこもっているような、ちょっとまずい感じだったので、水シャワーを浴び、氷を食べたら、やっと普通に戻りました。

体力にも自信があるし、水分も適切に撮っていたのですが、気を抜けないですね。


いよいよ真夏になり、事務所の水道も、混合水栓を普通に開いた際の温かい水がちょっと不快になってきました。

事務所では通年、太陽熱温水器により、太陽が出ている日はいつもお湯が出ます。

洗面所では、冬の間は水とお湯のバランスを3:7くらいにし、普通に開くと暖かいお湯が出るように元のバルブを調整しています。

真夏にはそのバランスだと暑苦しいので、水の割合を増やすのです。


よく「自然の力を生かした家」なんて聞きますが、日本には四季があるので実は結構難しいと常々感じています。

例えば、同じ20°Cでも、季節や環境そして個人個人によって感じ方は千差万別ですし、北の窓から常に心地よい風が入ってくるわけでもありません。太陽の高度も変わります。

それらを住む人が判断し、コントロールする必要があるのです。


甲府市の南側、笛吹川と釜無川の合流付近の家には、昔は屋根裏に船があったそうです。

毎年洪水が起こることを織り込み済みで、その場所に住む。極端な例ですが、これも季節に応じた住まい方をするという事です。

最近は天候学習型エコキュートなんてものが出ていますし、将来的にはAIがその辺り全部やってくれるかもしれません。

現在でも、オフィスビルなんか季節に関係なく1年中エアコンで快適な温度が保たれています。

でも住まいとオフィスは別です。

住まい方くらい自分で工夫したいし、そうしなければ、四季のある国に住む良さを放棄していることになるのではないでしょうか?


次回に続きます。



8寸勾配




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