楽しい季節といえば、毎年書いているコレ。薪ボイラーです。
いよいよ寒くなってきたので、先日やっと煙突掃除をし、めでたく点火となりました。
まだチョロチョロ運転中です |
待ち遠しかった楽しい季節が今年も始まります。
あと、待ち遠しかった理由がもう一つあります。
親切な近所の方々に頂けるので、薪がたくさん。薪置き場にも置けないので、裏庭に大量の薪が野ざらしになっているのです。
これからは毎日燃やしていけるので、だんだん片付きます。
今までは増えるばかりだったので一安心です。
「野ざらしで乾燥は大丈夫なのか?」と思われる方がいるかもしれませんが、しっかり乾燥はしています。
切った木を薪にするのにあたり重要な事は、木の細胞の中の水分を乾燥させる事です。
これが簡単にはいきません。
たまに雨に打たれても、水分が細胞の中に入り込むまでには至らず、僕の感覚なのですが、かえって雨などによる表面の水分が乾燥するのに引っ張られて、細胞の中の水分も余計に乾燥するような気がしています。
細胞の中の水分が抜けている上の写真のブドウの木なんか、少しの雨に濡れたくらいではドンドン燃えます。
さすがに、その上のヒノキは大きすぎるので、もう少し乾燥したら細かく薪割りします。
乾燥が進めば進むほどスパッと割れるのです。
ただ、「薪割りに労力をかけるなら、完全乾燥でなくとも燃やしてしまえ」という場合もあり、その「自然環境をうまく利用しつつ労力を抑える」判断が結構楽しいのです。
よく建築木材を人工乾燥するとかいいますが、乾燥ってのはほんとに奥深いものだと、薪ボイラー生活をして実感しています。
あと、いつか書こうと思いますが、「おき火」ってのも奥深いものです。
「庭が片付くのは12月中は無理だろうな〜」と思いつつ、「それが燃料代になるのだから贅沢な話だな〜」とも思っています。