以前書いた、大きな木のある家が完成しつつあります。
ご覧の通り、大きな屋根のある木造です。
山梨に移住して来られたクライアントは、かなり本格的に農業をされており、ご夫婦のこの家との関わりを眺めていたら、「現代の農家」という家のタイトルが浮かんできました。
もちろん大変気に入って頂いており、喜ばしい限りです。
棟梁も頑張ってくれ、正面から見える格子のついた上げ下げ板戸も、想像以上の素晴らしい出来栄えになりました。
今後、ご夫婦がどの様にこの家を育ててくれるのか、楽しみです。
ところで、木造は木造でも、今何かと話題の大阪万博のリングが気になります。
柱は大断面集成材なのでしょうけれど、あれだけのボリューム×高さを持った木造建築なんて信じられません。
金物はどれくらいまで使うのか?デッキには何人まで乗せるのか?海沿いで風が吹いて揺れないのか?短期の建築物なので腐食とは考えなくて良いと思うのですが、とにかく見てみたい。
新国立競技場の様なナンチャッテ「木を使った建築物」ではなく、本物であるならば、世界中から客を呼び込む事ができ、元は充分取れるのではないでしょうか!
「何百億かけた元は取れるから心配するな!」そう言えばいいのに、と思うのですが、今の日本に田中角栄元首相みたいな人はいないですね。
そして、シラッと進むのでしょうね。
でも、日本社会のモヤモヤ感を、このリングが晴らしてくれるんじゃないかな〜!?
僕は行きますよ!