2014年9月18日木曜日

140918 山梨の理想の家1

ブログだいぶご無沙汰してしまいました。

その間に、土砂災害があったり、デング熱が出たりと、昔では考えられなかった様々な良くない出来事が起こっています。

住まいを考える上で、環境や社会の事をよく考えていかなければならないと、近頃より考えるようになりました。

そんな危機感からもありますが、最近「山梨の理想の家」というものを真剣に考えてみようと思い、いくつかの「決め事=カタ」を決める事にしました。

「そうだ!カタデザインってのは、そういう事だった」。

今まで意識して実践してきたつもりなのですが、より明確にするため、このブログを利用して書き出してみようと思います。



エアコンは隠す

1つ目はこれです。

学校現場でも、最近はエアコンを取り付ける事が多くなってきました。

昔に比べ、夏場の最高気温が明らかに高くなっているのに、ほとんど昔と同じようなスタイルで授業を受けていたのでは勉強に身が入るわけがありません。

僕が住んでいる甲州市は、甲府盆地のヘリの部分にあたるので甲府などより気温が2度ほど低いのですが、最近市内の僕の実家では、3台目のエアコンを入れたようです。

どちらかと言えば我慢強いと思われる僕の両親が、たまらずエアコンを設置しなければならないほど、夏は暑くなってきているのです。

夏の暑さに対して、エアコンなしでは済ますことができなくなってきました。



理想の家としてありがちな、「自然の風を生かしたプラン」。当然いつも意識しています。しかし、それは外気がそれほど熱くない場合のことです。

前述のように、これからの住宅はエアコンありきなのですから、そうなると問題はその設置場所なのです。

せっかくの雰囲気を考えて設計した空間に、「取って付けた」ようなエアコンが壁に付いているのは我慢なりません。ですからエアコンは隠すのです。


天井の黒光りする板の一部をスリット上にし、その中にエアコンを設置してあります。ほとんど目立たず、効きもばっちりに仕上がりました

これは屋外機にも言えることです。

考えてひと手間加えるだけで、意外と簡単に隠すことができます。要は意識しているかしていないかだけなのです。

住宅でもエアコンは隠したい。これが1つ目の理想です。


katadesign.org






2014年7月3日木曜日

140703 世界遺産と こぴっとしたホテル 2

7月ですね。

もう一年半分過ぎてしまいました。


そんなこんなで、今回は後半です。名護市庁舎以外で気になった事を書きます。





朝庁舎をみて、街中をブラブラしながら帰る途中で見かけたこのあたりの古い家です。






最近の沖縄の家は、ほとんどがこんな感じなのですが、ところどころに、いわゆる民家が残っています。

形や構造は以前竹富島で見たのと一緒なのですが、どの家も各家庭で、植栽なり、植木鉢なりの緑で家を飾っています。竹富島はまわりが全部そうだったから気が付きませんでした。

台風から守ってくれたのか、食用になったのか、何かの理由もあったのだと思いますが、沖縄の人は昔か緑と共に生きてきたのでしょう。

昔の、このような家がほとんどだった頃を想像してみました。さぞかし豊かな集落?だったと思います。そして、いじめなんか全然無い世界だったんじゃないのかとも思いました。




庁舎の敷地に生えていたバオバブの木?



普通は地面にある量水器が壁にあります。台風での浸水に備えて?





街中のアーケードで見かけた色ガラス。下のように庁舎でも使っている影響でしょう。

元をたどればこれもコルビュジェです。コルビュジェはやはり偉大な建築家です。










あとは、やはり基地問題。たぶん上の写真はオスプレイだったような。







夜も飲みに行く時間もなく、地元の人からそんな話を聞く機会がなかったのが残念だったな~と思いながら、朝ホテルで朝食を食べていたら、ちょうどテレビで「花子とアン」を放送していました。

「そうだ!せっかくだからせめてホテルのお姉さんに甲州弁で話してみよう」と思い、食後、フロントで「ここは、こぴっとした良いホテルじゃんけ!」と完璧な甲州弁で話しかけてみました。

一瞬間が開いたもの、「山梨の方ですか?」という感じですぐに解ってくれ、おかげでささやかな地元の人との触れ合いができました。

朝ドラの力恐るべし。「こぴっと」はもう全国区です。






今回の旅は、ハードでしたが、庁舎をみることができたので、それだけで満足でした。

でもやはり海はきれいだし、沖縄は良いところですね。次回があるなら、御嶽とかにも行ってみたいし、1週間くらいノンビリしたいものです。

2014年6月18日水曜日

140616 世界遺産と こぴっとしたホテル

先日研修で沖縄に行く機会があり、ついでに学生時代から行きたかった名護市庁舎を訪ねてきました。

那覇から名護まではバスで約2時間です。午後出て翌日の午前中には那覇に戻ってこなければならなりません。外観は翌日朝早起きして訪ねるとしても、なんとか5時までに着かなければ内部をみることはできません。

幸い、バスを降りたすぐのところが庁舎だったので、感動のご対面。そしてギリギリのところで就業時間に間に合いました。



翌朝、海沿いをランしがてら再度ご対面。

建築をみるのは、やはり朝に限ります。特に名護市庁舎は「開かれた庁舎」なので3階のテラスまでどんどん入ることができ、人気のない建物をゆっくり見て回ることができました。



南の海側から。有名な56のシーサー。


同じく海側。スロープで3階まで上がれます。


シーサーの後ろ姿。



陸(街)側を3階のテラスからみる。


内側の中庭?部分。


街側のアサギテラス。海側と街側で表情が全く異なります。



屋根の詳細


手すりの詳細

写真をモノクロにしてみましたが、色が気になる方はググってみて下さい。

今まで幾度となく図面をみたり写真を見たりして想像していたので、驚きとか発見というより、あこがれのスターにやっと会うことができたような印象でした。

四本柱とか、風の道とか、テラスとか一見無駄なようなものが、職員の方の努力もあるのでしょうが、現在の使い方や設備もおおらかに受け入れている感じです。

沖縄という独特の風土から生まれ、時間をかけて育ってきた、生き方のお手本のような、奇跡のような建築でした。

コルビュジェの建物が世界遺産なら、名護も世界遺産だと思います。





2014年6月8日日曜日

140608 衝突防止に

事務所のガラスに、たまに鳥がぶつかってフラフラしています。先日はぶつかって死んでしまった鳥がいました。

できるだけロールスクリーンを下げるようにしていますが、油断して開けているとまた鳥がぶつかってきます。

いくら開放感があって気持ちのいい空間でも、鳥がぶつかるのを目の当たりにするのでは、その気持ち良さなど吹っ飛んでしまいます。

鳥がぶつからないように、よく畑にあるような大きな目玉を吊るそうかとも考えたのですが、それもカッコがよくありません。

こんなことなら、もう少しガラスを少なくするように設計するべきだったと後悔しています。




事務所にマッチした衝突防止策を考えていたら、知り合いがこんなモノを教えてくれました。



レイアウトに、あーでもないこーでもないと30分以上かけてしまいました。


北欧風デザインのシールです。何回も張ったりはがしたりできます。いい感じでしょ!



ネットで買えると思いますので、同じ悩みを抱えている方は是非どうぞ。

140607 田植え

今年も田植えの季節がやってきました。





お米の美味しさの決め手は何と言っても水です。きれいな山の水で育ったお米で炊いたごはんが楽しみです。

ところで、田んぼに水を張ったとたんにカエルがやってきて、夜な夜なゲロゲロやっているのですが、カエルは、いったいどこからやってくるのでしょうか? 毎年不思議に思います。


2014年5月25日日曜日

140525 日光東照宮

ニュースで、8月11日を「山の日」の休日にすることになった、と言っていました。

僕は、「山に関心を持ってもらう」という事には大賛成なのですが、祝日にするのには反対です。

僕が個人事業主で、休みはカレンダーに関係ない生活をしている事もありますが、日本人はそろそろ、国から与えられるのではなく、自分の休みくらい自分で考えるようにならないといけない。というのが僕の持論です。

今盛んに、集団的自衛権云々んという議論が国会でなされていますが、いつ休むかくらい自分で考えられない国民が、防衛とか、国の大切なことを考える事なんてできないと思います。




だからというわけではありませんが、わたくしは先日、日光に行ってきました。今までブログで書いた旅先は、すべて仕事のついででしたが、今回は全くのプライベートです。

とは言っても、僕の建築的興味に基づいて、今まで訪ねたことがなかった日光東照宮に行ってきました。

有名な「見ざる」ではなくて、猿が人生の荒波を乗り越えているところ

こちらは有名な「眠り猫」


残念なことに「陽明門」は改修工事中で全容は見られませんでしたが、その他の所だけでも十分身見ごたえがあります。

想像で、「日光東照宮はハデハデな装飾が」なんて思っていて、確かにハデハデだったのですが、「しっとりした日本的なハデハデ」とでも言いましょうか。場所と建物と装飾とが見事にマッチした素晴らしい場所でした。

「三猿」のように、装飾にはそれぞれ物語があり、その共通する願いは、「平和な世の中が末永く続くように」。徳川家康を祀る為に造られたこの東照宮は、家康の思いが伝わってくるような、とにかく素晴らしい建築でした。

平成31年まで陽明門の改修工事はかかるらしいのですが、「その際もう一度訪ねられますように」と、奥の院で家康公にお祈りしてしまいました。




久しぶりの方も、初めての方も、是非訪ねてみてください。

2014年5月20日火曜日

140520 オシャレな空間?

ブログ更新をさぼってしまい、気が付けばもうGWは遠い昔。

これからまたせっせと更新していきますので、よろしくお願いします。




内装制限という建築専門用語があります。

簡単にいうと、「火災時、延焼の広がりを抑えるために、建物の規模や用途、そして使用条件に応じて建物の内装(内部の仕上)を燃えない(にくい)ものにする必要がある」というルールです。

住宅に関係する場合、キッチンでガスコンロを使用するときはそれに該当し、天井と壁を燃えにくい素材で仕上げる必要があります。

しかし、キッチンが独立しているプランならいいのですが、最近のオープンキッチンのようにLDKが一つの空間になっていると、キッチン部分以外の壁や天井も、燃えにくい素材しにしなければならず、木製の板などが使えなくなってしまいます。

そんな時は、今まではキッチン部分とそれ以外の部分を下がり壁で仕切ればよいという規定があったのですが、近年ガスコンロ周りの燃えにくさを強化すれば、下がり壁もつけなくてよいという規定が新たに加わりました。

最近のオシャレな空間がつながっている家を望む人たちにとっては、天井の下がり壁が目につくらしく、そういった背景により下がり壁の規定が緩和されたのです。

僕は、キッチンはできれば独立させたい派です。キッチンまで含めた一体感のあるLDKには興味がなかったので、その下がり壁規定が緩和されたことを知りませんでした。しかし実は、この規定が加わったことを、僕は「最近のオシャレな空間がつながっている家を望む人たち」から聞いて知ったのです。

プロとして失格だ!

と一瞬思ったのですが、「まあ、教えてもらってよかった」と前向きにとらえる事にしました。

キッチンについて男の僕がいろいろ言っても、毎日家事をする(している)奥様の考えは到底理解できるものではありません。ですから僕は、希望のキッチンから想定される良いこと悪ことを一緒にイメージしてもらった上で、建主の奥様の希望をほぼ100%採用することにしています。

ただ本心は、下がり壁があってもよい空間はつくれると思うし、やはりキッチンは独立させたほうが良いと思っていますので...




模型製作中 もちろん最初の提案はクローズドキッチンです

260408 最近凝っていること

 最近の僕のマイブーム。 それはズバリAIです。「それって普通じゃないか!」なんて言われそうですが、皆さんはどんな使い方をしていますか? 画像はもう少しだと思いますが、それ以外であればホント頼りになります。 お硬いところに出す文章を添削してもらったり。色々なことを調べたり。 少し...