僕は杉が好きなのですが、強度とか値段とか諸事情がありますので「オール杉の家」にはこだわっていません。
ところで最近、事務所のスペースを変え、作業デスクを柱材とシナ合板で造りました。
自分で造る場合、一番重要なのはキチンと材料をカットする事です。それができてさえいれば、電動ドライバーでビス留めするだけなので大して難しくはないのです。
しかし、その「キチンとカット」が一般の人はできません。だからハードルが上がってしまうのです。
しかし僕の場合は、知り合いのプロに頼めます。
既製のサイズを、無駄が出ず、かつ作業しやすいように計画して加工してもらい、自分でビスで組み立てました。
人に見せるわけではないので機能優先で、ビスも隠しません。って見せてるし! |
満足のいく出来で、仕事もはかどっていたのですが、ある時デスク下の床がベトベトしている事に気がつきました。
「もしや?!」と思ってみてみると、案の定、デスクの脚に使った米松から松ヤニが床に垂れています。
かなり粘性は高いのがお判り頂けると思います |
米松を現しで使うときは、松ヤニに注意しなければなりません。
ヤニ壺と言って、節のように黒くなっている部分から、ある時突然ヤニが出てくるのです。
ヤニ壺 |
そして、出始めたら出きってしまうまで止まりません。
松ヤニはベトベトして汚れるので嫌なのですが、僕は個人的にその匂いがかなり好きです。
汚れてしまった床を拭いて、ヤニ壺に紙でカバーをし、出てくるヤニが床に垂れないようにしました。