2019年7月29日月曜日

190729 松ヤニ

木造の住宅の建材として、一般的に使う木材は、ヒノキ、杉、米松です。

僕は杉が好きなのですが、強度とか値段とか諸事情がありますので「オール杉の家」にはこだわっていません。



ところで最近、事務所のスペースを変え、作業デスクを柱材とシナ合板で造りました。

自分で造る場合、一番重要なのはキチンと材料をカットする事です。それができてさえいれば、電動ドライバーでビス留めするだけなので大して難しくはないのです。

しかし、その「キチンとカット」が一般の人はできません。だからハードルが上がってしまうのです。

しかし僕の場合は、知り合いのプロに頼めます。

既製のサイズを、無駄が出ず、かつ作業しやすいように計画して加工してもらい、自分でビスで組み立てました。



人に見せるわけではないので機能優先で、ビスも隠しません。って見せてるし!



満足のいく出来で、仕事もはかどっていたのですが、ある時デスク下の床がベトベトしている事に気がつきました。

「もしや?!」と思ってみてみると、案の定、デスクの脚に使った米松から松ヤニが床に垂れています。



かなり粘性は高いのがお判り頂けると思います



米松を現しで使うときは、松ヤニに注意しなければなりません。

ヤニ壺と言って、節のように黒くなっている部分から、ある時突然ヤニが出てくるのです。


ヤニ壺



そして、出始めたら出きってしまうまで止まりません。

今まで何度も松ヤニには泣かされたことがあります。しかし、出てしまったものは仕方ありません。

松ヤニはベトベトして汚れるので嫌なのですが、僕は個人的にその匂いがかなり好きです。

汚れてしまった床を拭いて、ヤニ壺に紙でカバーをし、出てくるヤニが床に垂れないようにしました。





 

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