先日も「神社の木を伐り、もう何年も野ざらしにしているのがあるから、良ければ引き取ってくれないか?」というお話を頂きました。
直径50センチはありそうな切り株、でも中が空洞になっています。多分中が腐って倒れそうだから伐り倒したのでしょう。
それらが、そこそこの長さで輪切りになっています。乾燥状態も申し分なく、うちの薪ボイラーは見た目は全く気にしないので、ありがたく頂いてきました。
しかし、流石にうちの薪ボイラーでも、直径50センチ以上の丸太直接は入れられません。
4等分位にする為薪割りをしていたら、内部の空洞にスズメバチの巣を発見しました。
5階建です |
こんな所に巣を作るのはオオスズメバチです。
僕は一度スズメバチに刺されているので、蜂は特に怖いのですが、寒い時期なのでハチも幼虫も全く見当たりませんでした。
人間の家は、仕方なく直線が多いのですが、本来自然なのは自由曲線です。
そういう意味では、鳥の巣やハチの巣などは構造的にも機能的にも理にかなっていて、全く人間の住まいなどは足元にも及ばないと思います。
そんな事を考えながらハチの巣を見ていたら、「ん?この形どこかで見たことあるぞ!」。
そうです、インスタで出てくるザハさんの建築です。
いよいよ、人類の建築も新たな次元に入ったという事でしょう。
次世代の建築。改めて国立競技場が残念でなりません。
でもハチの巣、持ってみるとすごく軽いのだけれどしっかりしていて、その上なんかフカフカで断熱性も良さそうです。
そしてもちろん、全て自然に還る材料できています。
ザハ建築は何でできているか分かりませんが、ハチの巣は、ザハ建築のさらに先を行っているようです。
暖かくなって、ハチが帰ってきて仕返しされたら嫌なので、燃やしてしまおうと思ったのですが、そんな素晴らしい建築?を、捨てられずにまだ庭の片隅に置いてあります。