既存建物は結構古く、壁のベースは土壁です。
そろそろ解体に入るのですが、先日現地に確認に行ったら、仕上げが一部剥がれ層が分かる部分がありました。
竹の小舞に藁スサノ入った荒塗り、そして上塗り、仕上げは白漆喰さらに黒漆喰が塗られています。
街中なので、最初から黒漆喰を塗るのはどうなもんかとも思います。もしかしたら補修で黒漆喰を塗ったのかもしれません。
いずれにせよ、手の込んだ良い仕事です。
そして何よりも、このまま解体しても全て土に還る気持ち良さがあります。
7月よりレジ袋の規制がさらに厳しくなるそうですね。
今、僕のデスク周りを見回してもプラスチックが溢れていますが、土に還るモノの気持ち良さを、この壁を見て改めて感じました。
(環境にも)いい仕事なわけです。