コーヒーでも飲みながら、インテリア雑誌を眺めるようにカタログを眺めながら器具を選ぶこの作業は、地道な設計作業の中にあって少し華やかな感じがします。
僕は設計段階から「この空間にはこんな照明の感じ」というのをイメージしています。
コストを考慮しつつ、そのイメージに合う照明器具を探し出すのですが、探しながら「やっぱりこんなイメージにした方がいいかな」と、当初のイメージを全く変えてしまう事もあります。
昔から「できるだけ照明器具には頼らない空間」を目指してやってきたのですが、前回の建具同様、空間をに大きな影響をを与える照明器具もあるので、最近は照明器具に頼った空間もいいんじゃないかと思うようになりました。
でも、あちこちにするとチンドン屋のようになってしまうので、一点豪華主義でいくことが多いでしょうかね。
ところで最近の照明器具は、リモコン付きで調光、調色できる物が増えてきました。
同じ形でできるのもとできないものがあれば問題はないのですが、気に入った照明器具ができるものしかない場合は、「余計な機能はいらないのにな〜」とちょっと困る事もあります。
あと、リモコン付きの器具が増えた分だけリモコンが増えるという事なので、 家の中がリモコンだらけになってしまいそうで、それも困ってしまいます。
最近はアレクサなどでリモコン付きの機器をコントロールできますよね。
でも「アレクサ!リビング南壁面のブラケットを電球色にして照度を落として!」なんて細かい指令?に答えてくれるとは到底思いませんので、「やっぱりリモコンだらけになるんじゃないかな〜?」と思っています。
僕は、見栄えを気にする必要のない部分には、機能を優先しプルスイッチ(紐で引っ張るやつ)を結構使います。
僕は、見栄えを気にする必要のない部分には、機能を優先しプルスイッチ(紐で引っ張るやつ)を結構使います。
行き着くところ「シンプルが一番なんではないかな?」と思いますが、まあ理解していただける方にはですけれどね。