小泉環境大臣が、住宅の太陽光発電を推奨するプランを発表しました。
それ自体は良いのですが、10年くらい前の太陽光発電が盛り上がっていた時に、ナゼこのプランを出せなかったのでしょう?
もう太陽光パネルのシェアは外国メーカーに奪われてしまっています。と言うか、そもそも撤退してますよね。
あのまま太陽光発電を推奨していれば、国内のパネルメーカーも頑張れたのでしょうけれど、太陽光発電によるエネルギーを得るだけでなく、国内のパネルメーカーも潤うことのできるチャンスだったのに、時はもう過ぎてしまっています。
そんな事僕が考えても分かるのに、ちぐはぐですね〜。
こぼれてしまった水の事を色々言っても仕方ので、恐れ多くも大臣に、今後こうしたらいいんじゃないかという提案をしたいと思います。
提案
1、住宅の電気は、基本的には自身の屋根で発電した電気を使用しなければならなくする
(当然蓄電池は使用する)
2、1で電力が賄い切れない家は、基本的に別の家から買わなければならず、その基本単価はかなり高く150円/KW位に設定する
3、電力会社は、1、2で足りない部分を補い、その電気料金は今まで通りにする
以上です。
こうすれば、使用電力に見合った屋根を持たない家は大きな費用負担が発生することになり、小さな家の多い都会には住みにくくなります。
都会に住んで収入1000万円だけれども、電力費用負担が240万円上乗せされる。
逆に、田舎では余剰電力の売り上げ収入が360万円になるので
1000-240=760=360+400。
400万円の収入で同じ暮らしができるのです。いや物価とか考えるともっとメリットがあります。
蓄電池もあるので、災害時にも少しは余力が生まれますし、当然田舎の方が有利になります。
「それなら田舎に住もう」ということになりますよね。
マンションも住宅なので同じにします。
でも、都会に大きな家を持つ人は有利になり、都会はお金持ちだけになってしまうか?!
もう少し検討が必要みたいです。
何れにせよ、対外的に温暖化目標をクリアしたのは良いけれど、その他はボロボロ、なんてことのないように、思い切った政策をしてもらいたいものです。