この「ウチとソト」、アウトドアリビングとか、土間空間とか、建築でも重要なテーマなのですが、腰掛けてお茶を飲むような縁側があったりするので、日本人の方が「ウチとソト」を上手く使うのは得意なのかもしれません。
ところで、前回載せた写真のヘルシンキ市立図書館はすごい建物でした。
書かずにはいられないほどスゴかったので、書きます。
外観はこんな感じで確かにカッコいいのですが、中がスゴい。
空間構成はこんなイメージです。
2階 |
2階は人の胃の中のような、そのおかげで3階はウチなのにソトのような空間です。
3階 |
1階カフェ 奥のソファーの辺り日本ではありえません |
密閉的な2階には、ラボや会議室、自習室などがあったりして、この大胆な構造が機能的にもうまく絡み合っています。
僕には想像すらできないような、素晴らしい建築でした。
日本人の方がウチとソトが得意で、人口もGDPもフィンランドよりはるかに多い日本で、この様な建築が無いのはなぜなんだ?と思います。
とにかく、ウチとソトを今まで以上に意識し、このような素晴らしい建築に少しでも近づきたいものです。