理由は様々なのですが、「建主の要望でもっと良い仕様に」とかでなければ通常、建主に想定外の出費を強いることになります。
ですから設計者は、綿密な調査をしたり施工業者からの見積もりをチェックするなど、極力「想定外の出費」を強いることのないようにしなければなりません。
逆に、施工業者の見積もり落としなどもチェックします。
施工業者が、たとえ自身の責任であったとしても「想定外の出費」を抱えることは、それだけを見れば建て主が得をするとしても、工事全体には良い影響を与えるはずがないからです。
ですから設計者は、「設計図通りに工事が進む」ように設計しなければならないのです。
と偉そうに書いていますが、今動いている現場で「建主の要望でもっと良い仕様に」とかでない変更の必要が出てしまいました。
設計どうりで収めることもできます。しかし、将来の事を考えると変更した方が良いのです。
僕が十分調査をしていれば、避けられたことかもしれしれません。
そんな話を全て話し、増額のお願いをしました。
幸い、建主のHさんは理解してくださいましたが、「設計図通りに工事が進む」ように設計する責任を、改めて感じました。