2017年10月7日土曜日

171007 追加工事

工事が進んでくると、当初の設計から仕様などを変更することが多少は出てきます。

理由は様々なのですが、「建主の要望でもっと良い仕様に」とかでなければ通常、建主に想定外の出費を強いることになります。

ですから設計者は、綿密な調査をしたり施工業者からの見積もりをチェックするなど、極力「想定外の出費」を強いることのないようにしなければなりません。



逆に、施工業者の見積もり落としなどもチェックします。

施工業者が、たとえ自身の責任であったとしても「想定外の出費」を抱えることは、それだけを見れば建て主が得をするとしても、工事全体には良い影響を与えるはずがないからです。

ですから設計者は、「設計図通りに工事が進む」ように設計しなければならないのです。



と偉そうに書いていますが、今動いている現場で「建主の要望でもっと良い仕様に」とかでない変更の必要が出てしまいました。

設計どうりで収めることもできます。しかし、将来の事を考えると変更した方が良いのです。

僕が十分調査をしていれば、避けられたことかもしれしれません。

そんな話を全て話し、増額のお願いをしました。



幸い、建主のHさんは理解してくださいましたが、「設計図通りに工事が進む」ように設計する責任を、改めて感じました。


全然関係ありませんが、最近出てきた写真。タージマハルにて。


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