でも、それと同じ以上に、建ててからもかかります。
固定資産税や定期的なメンテナンス費用、光熱費なども建物によってかかり方が違うので建ててからかかる費用と言っても良いかもしれません。
住宅でなければもっとあります。
特殊建築物の定期調査報告とか、消防設備の点検とか、かかる費用も大きいのでクライアントが知らなかったではシャレになりません。
知り合いの医院から相談を受けたのですが、最近消防法が変わり、規模にかかわらず病院では自動火災報知器を設置しなければならない事になりました。
昨年の病院火災を受けて消防法が改正されたもので、建築基準法と異なり既存の物件でも改修する義務があるのです。
安全の為の設備といっても、住宅用の様に簡単に設置できるものではないので大変です。
今回は法改正の結果によるものなので仕方がないのですが、家を建ててからどれくらいのコストがかかるのかをきちんと説明する事、そしてできるだけコストのかからない家を設計することの大切さを改めて感じました。